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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 恋愛必須項目 ( No.1 )
- 日時: 2019/10/05 20:46
- 名前: ミク (ID: 571MjxM5)
これは、どういう状況と言うべきなのだろう。
「ねえ、鈴村君。私と付き合ってくれない?」
見るに柔らかそうな髪が風に吹かれ、ふわふわと揺れ、いい香りが鼻孔を擽った。
目の前には、うちの学校のマドンナと言うべき女子。
「ちょっと?鈴村君?.....鈴村君?.....鈴村」
先程まで穏やかな顔だった彼女は、途端に表情が消え、僕を睨み付けるような目付きになった。
ただ、僕はそれすらもどうでもいい。恋人なんて要らないし、よもや女子に興味なんて無い。
だって記念日をしつこく言われるのも嫌だし、ベタベタされるのも嫌。
恋人をいくらでもくっついていい関係だと世の中の女子は勘違いしている節がある。
下手に返事をして付きまとわれるのも嫌だし。
これが最善なんだ。きっと。
昼寝に最適な春風が吹く屋上。確か、ここは生粋のデートスポットだったか。
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