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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 恋愛必須項目 ( No.2 )
- 日時: 2019/10/06 10:31
- 名前: ミク (ID: zWzUF/vQ)
その日から、僕とマドンナ、速水さんの逃避行がはじまった。
僕が屋上へ行けば速水さんが先回りしているし、図書室でひっそり寝ようかと思ってもそこにも速水さんが来る。
教室なんてもってのほかで、僕は、あるときは机の下で、またあるときは本棚の影で、という風に隠れて眠る事にした。
「待ちなさい鈴村!」
正直なんで僕にこだわるのか分からない。速水さんは【普段は】おしとやかで、所謂優等生タイプで、尚且つマドンナな
のだから、恋人なんて僕じゃなくても良いだろう?
たんに、今廊下を走っている速水さんに驚きの目を向けている人も多い。
「やっと眠れる.....」
はー、と溜め息をつき、僕はそのまま本棚に隠れて昼寝をすることにした。
速水さんはもう図書室には来ないだろうし、ちょうどいい。
速水さんからにげきり、安心しきった僕は、直ぐに眠りについた。
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