コメディ・ライト小説(新)

―プロローグ― ( No.1 )
日時: 2019/10/30 20:26
名前: 酒井ネコのミコト (ID: 607ksQop)

ここは少子高猫化しょうしこうにゃんかが進んだ未来の日本。
ニンゲンの知能は悪いと言われまくりの、大逆転社会だ。
これを生き物達は猫子文明にゃんこぶんめいという。
猫は大幅な進化をとげ、ニンゲンは知能を追いつかれてしまったうえに、猫は繁殖力があるために沢山増えた。
もう今更ニンゲンがこの文明ほどの文明を取り戻すのはほぼ不可能だろう。
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※これは22237年にニャンコ・ド・ニャール氏が書いた歴史書「猫耳少年伝記」を今のニンゲン達に猫の素晴らしさを伝えるために日本語訳して2019年のニンゲン達へ送った資料である。


 僕の名前はジル。生後八ヶ月、雄猫だ。ニンゲンの研究によって大幅に進化した僕らは二本足で歩き、ニンゲンがかつて使っていた言葉を使ってニンゲンとコミュニケーションをとっている。もし僕が20000年前の日本に生きていたら、きっと、汚い色をした猫だっていじめられていただろう。でも、今なら誰もいじめられる心配など無い。住む所はいくらでもあるし、ご飯もある。そして何より猫権にゃんけんの意識向上が図られて、猫たちにはマイクロチップ(今あるものより断然高度な性能で、体調管理機能もGPS機能もついている)の所持と猫目線カメラ(別名kubiwa)を首筋につけることが義務づけられた。御陰で僕はのんびり生活出来ている。しかし、義務を破ったら厳しい罰がかせられるから、気をつけないとだ。ん?僕は何をしてるって?友達と待ち合わせだよ。もうすぐ来るはずなんだけどね。暇だったから、タイムスリップ通話で君と話してたんだ。
アレン「おーい、ジルごめーん!!」
ジル「アレン、おそいじゃないか!」
アレン「庭にあいてた穴掘ってたら遅くなった!」
ジル「何やってんだか。で、何か出てきたか?」
アレン「うん!私の抜け毛ボール!」
ジル「何てもん埋めてんだよ(笑)じゃ、行くぞ。」
アレン「いよっしゃ!」








               これは僕と友達の冒険物語。