コメディ・ライト小説(新)
- 第三話 裏山の秘密 ( No.5 )
- 日時: 2019/10/30 19:02
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: 607ksQop)
友桃さんへ!
コメント有り難うございます!
小説カキコ始めたばかりで投稿遅れると思いますが、コメント頂けて本当に嬉しいです(≧∀≦)
これからも頑張っていきますので、応援の程よろしくお願いしますm(_ _)m
本編
ジル「僕も意外と行かないんだよな~ここ」
アレン「あ、ドングリ」
セロ「あ、そっちは行かない方が…」
アレン「え?」
セロ「ほら、熊が出るそうですよ」
そう言って指さした方には、熊出没注意の看板。
アレン「おっと危ないとこだった。」
アレンが方向転換したそのとき!アレンのしっぽが何かに当たって…
ガサガサッ グルウウウウゥゥゥゥ…
…
ムーロ「俺、ここから帰ったらアレンに婚約するんだ。」
アレン「…?! ありがとう…。」
ジル(おいぃぃぃ~! 死亡フラグだからそれ…!)
そして竹藪から…熊が出てきた!
ギャアアアアアアアアア!
みんなで四つん這いになって猛ダッシュ。その方が早いから効率が良い。
ジル(やばいって!これ明らかにやばいやつ!家が何処かも考えてる暇ねえって!)
アレン(熊って本当に怖いのかな?もしかすると優しいんじゃ…?!)
ムーロ(どうしよ、言っちゃったよ!でも、アレンは僕のことホントに好きなのかな…?)
サラ(やばい!お腹空きすぎてやばい!もっと食べてくれば良かった!)
セロ(お姉ちゃん!もっと速く走って!追いつかれるから!)
アレン「ん?皆見て!」
なんと驚いたことに熊が居なくなっていた。周りを見渡してみる。熊はやっぱり居ないようだ。
ほっと胸をなで下ろしたその時!
ん?
て、わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!
巨大な穴に落ちてしまったようだ。それも皆。いやいや、これは絶ぇぇぇ対におかしい。
- 第四話 穴の中 ( No.6 )
- 日時: 2020/03/08 17:46
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: EuYCLUIf)
猫だから落下しても運良く着地できた。
サラ「うう、だから行かない方が良いって言ったのに…」
セロ「お姉さん!一言もそんなこと言ってませんから!」
~回想~
ジル「あ、そうだ!裏の山行ったことなかったっけ」
ムーロ「言われてみれば…」
サラ「そうと決まれば行くしか無いっしょ!」
・
・
・
サラ「さあ、行くザマス!」
セロ「バッチリ行く、行くって言ってますよ!」
サラ「ううっ、早く帰りたいよぉ… グスン(´;ω;`)」
セロ(完っ全にパスされた・・・)
ジル「サラ、落ち着いて。きっと帰れるから。」
アレン「その確証は?」
ジル「お前はそういうところで首を突っ込まないでくれ。」
ムーロ「でさぁー、これからどうすんの?」
ジル「うーん、もう暗いからどこか寝床を探すかなー」
アレン「この穴の中は何があるんだろう?」
セロ「あ、ちょっと待って下さい。」
そう言ってセロが鞄から取り出したのは、極薄携帯式情報端末。
セロ「確か緊急時電波接続帰巣機能が…」
ジル「どう?家見つかった?」
セロ「うーん、どうしても圏外になってしまいますね…これは何かがおかしいです。」
アレン「お、ここに穴発見!」
ジル「んー皆で寝るには狭いかなー」
サラ「そうだ!皆で猫団子しようよ!」
ムーロ「大丈夫かなー?入れる?」
セロ「でもこの際仕方がないですからね。」
結局皆で入ることにした。
恥ずかしいけど、いつも寝ているときより、とても……温かかった。
- 第五話 サラは耐えられない! ( No.7 )
- 日時: 2019/11/13 16:38
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: CXRVbeOz)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
アレン「朝から元気なアレンちゃんですよー!」
ジル「うるさい、うるさいって!」
朝から騒ぐな!!緊急事態だってのに!
セロ「んん、あ、皆さんおはようございます。今晩は良く眠れましたか?」
ムーロ「はいはい、アレンのいびきがうるさかったです。」
ジル「同感。」
アレン「おい!コラ~!」
セロ「ああ、あんまり暴れないで下さい!」
ゴチン!
ジル「いててて…そういや穴の中だったわ。」
セロ「お姉様はまだ寝ているのでしょうか?」
サラ「うう、お腹がへったにゃあ…」
セロ「大丈夫ですよ、お姉様。食べ物を探して来ますから。」
サラ「待ってられないよ!お腹ペコペコ!」
サラ「飢え死にする!」
セロ「お姉様ったら~困ります!」
ムーロ「こうなったら、『あの儀式』を一か八かやってみるか?」
ジル「まさか、あれを――?!」
- 第六話 儀式?! ( No.8 )
- 日時: 2019/11/13 16:39
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: CXRVbeOz)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ムーロが言っている儀式とは、「高速移動猫の儀」のことである。その名の通り、ワープができる。
サラ「それじゃあ、やる?」
アレン「何もしないよりマシでしょ!」
セロ「でも、この儀式をして帰ってきた者はいないって聞きましたよ…」
みんなビクリと耳をたてセロを見た。
セロ「しかも何処にいくかが分からなくて…」
サラ「よし!準備しよう!」
ジル(猫の話を聞け~?!)
この儀式は、次の様な手順で行われる。
1 わらや紐、木の枝などを用意する。
2 猫ちぐらを作る。
3 猫ちぐらに皆の毛を一緒に編み込んで、カリカリもしくは米を上に乗せる。
4 皆で中に入り、入り口を塞いで、呪文を唱える。
と、いう儀式なのだ。
ムーロ「俺、カリカリなら持ってるぜ!」
ジル「何でンなもん…」
ムーロ「非常食だよ非常食!」
アレン「わら、あつめ、てきたよぉ…」
ずしん! どんだけ持って来てんだ、三分の一ばっかししか使わないぞ。
セロ「ブラシならありますよ。」
サラ「さっすがセロ、準備良い!」
ジル「じゃあ、やりますか。」
中略~♪
ゼエゼエ…やっと出来た。
アレン「あれ、これ小さくて入れ無くない?」
一同「あ…」
結局無理矢理はいった。
ジル「じゃあ、行くよ!せーの!!」
「 」
- 第七話 えー、成功…かな? ( No.9 )
- 日時: 2019/11/25 19:09
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: qNIh9ax1)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
白い光が暗く息苦しい猫ちぐらの中をおおい隠し、一瞬身体が軽くなった。
意識が薄れかけてきたころ、大きくぴんと立っている猫の耳ぐらいにしか聞こえない耳鳴りがした。
ジル「うう、ここは…?」
目が覚めた。ここは何処かは知らないけれど、確かに僕は生きていた。手の感触を確かめてみた。堅くてざらざらとした感触。世界中が柔軟猫用防音絨毯に包まれた22222年の地面にはあり得ない感触。これは、昔博物館に行ったときに触った「土」の感触に良く似ている。きっとこれもその一つなのだろう。僕はそう思って、地面を見た。茶色くて、湿っている。何だか、下品な色だなぁと思い、地面から慌てて前足を地面から離した。ともかく状況を確認しよう。ここは日陰のようで、土がある。湿っている土は、なんだか汚い。ここから動いてみようと思い、前足を前に一歩、進めた。するとまぶしくて、思わず目を細めてしまった。(厳密に言えば瞳孔だが。)上にプラスチックで出来ている椅子の様な物を確認した。乗ってみることにしよう。暑くてクラクラするが、なんだか、日当たりが良くて気持ちが良い。猫の本能だ。やっぱり本能には抗えない。とても眠くなってきたので、ここで微睡んでいることにした。
起きたら様子がおかしい。さっきまでいた椅子とは違って、フローリングの上にいる。冷たくて寝転がると気持ちが良いので、22222年にも存在している古き良き床材だ。うーん、何があったのだろう?
まあ、僕が思うに、きっと
「時空飛行」してしまったようだ。
作者の制作日記
「ねこみみ探索記」を読んで下さり、有り難うございます。
ここで、第一章は終了いたします。
ここからは、タイムスリップしてしまったジル達の物語に入ります。
投稿頻度が落ちるかもですが宜しくお願いします。
では、第二章で!