コメディ・ライト小説(新)

Re: ♧共同体魔術♧    ( No.20 )
日時: 2020/02/24 13:47
名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)

……その後。

なんとか精霊を呼び覚ますことができた私達。
あとは、頂上のヴァイスロッドを手に入れるだけだ。

「…ヴァイス、ロッド。選ばれし者しか手に入れることができないとかさ。」

足を踏み締めて高原の頂上へ立つと、ため息を一気に出す。
そして…私はヴァイスロッドに触れた…。

「…っ!」

突如、光が溢れ出す。
何故だろうか…なんだか懐かしい気もする。

「おい!これ、大丈夫なのかよ…っ!」

風が大きく吹いて、今にも体が飛ばされそうだがどうにか踏ん張って耐える。

すると…

「はぁ…どうにか止んだみたい。」

手元を見ると、私に握られたヴァイスロッド。
…と言うか。ここは…アイオライト高原?
少し見回すと、手にもう一つ。何かが握られていた。

(キー・ジェム?いつの間にかに…。)

再び立ち上がると、懐中時計は既に雪洞時を示していた。





____……この力…一体、何なんだろう…。



今の私にはわからない力。
何かがおかしい…。