コメディ・ライト小説(新)
- Re: 君に染まってしまえば―――伝えてしまえ。 ( No.7 )
- 日時: 2020/02/20 16:53
- 名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: FCVTIPcN)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
Valentine6 「覚悟。」
バレンタイン、前日の夜。
私はキッチンに一人、立つ。
「よしッ!!」
エプロンを羽織り、袖を捲くり上げて手を洗う。
綺麗にまとめたノートを開き、冷蔵庫に閉まっておいたミルクチョコレートを手に取った。
「まずは……チョコレートを細かく刻む。」
トントントン、、、とチョコが割れる音が響く。
その間、私はニヤニヤしながら作っていた。
今日、返事を聞き忘れたけど許してくれそうな雰囲気はあった。
だから。
明日、渡せば解ってくれると思う。
仲直りが出来て、告白も出来るという事だ。
効率が良すぎる。まさに一石二鳥という言葉が似合う事だ。
それに渡して返事はYESだったら付き合えるし、もしNOだったとしても友達のままだ。
だってNOでもきっと千耀はありがとうって言ってくれるから。
千耀に今まで渡した子も仲良さげに喋ってるしフラれる、付き合うどっちでも私にとっては、どーんと来いって感じなのだ。
「次に……ホイップとチョコをフライパンで混ぜたら冷やす、ね。」
パタンと冷蔵庫を閉めて私はホッと安堵する。
「寧々とみわ大丈夫かな……。」
そう呟いた瞬間、ピロンッとスマホが鳴る。
それは二人からのラインだった。
グループラインを開いて見てみると、
みわからは、
照れくさそうに笑いながらバレンタインチョコを手に持っている写真が。
寧々からは、
短く『買えた。』というメッセージが。
「二人とも頑張ったんだ……。よしっ、作り終えて早く送ろう!!」
私は冷蔵庫を開けて、チョコを立方体に切り分けて言って、ココアパウダーやカラースプレーなどをふりかけていった。
「出来たッ!!」
袋にチョコブラウニーを包み、可愛いリボンとバレンタインカードを挟んだバレンタインチョコが目の前に在った。
「喜んでくれるよね……!」
リボンは千耀をイメージしたオレンジで袋は水色にした。
まさに千耀色に染まったバレンタインチョコ。
〇 〇 〇
千耀色に染まったチョコ……って自分で書いててですが恥ずかしいですね(; ・`д・´)
次は、私の推しちゃんである寧々ちゃんのバレンタインストーリーです。
楽しみ!!!(^^)!
寧々ちゃんは金平糖が好物です。
覚えてくださいませ、寧々ちゃんsideにはあの花と太陽の千雪ちゃんを
登場させようと思っております。
先生になった千雪ちゃんを見てください!!