コメディ・ライト小説(新)

Re: 盲従× 猛獣◎少女のしつけ方 ( No.5 )
日時: 2020/04/09 16:49
名前: 迅@スピードランペイジ (ID: rd7NbV2E)

第参話
「彼女と妹」



「常盤くん…いる?」

春兎の家の前を通りかかった梔子柚乃くちなしゆのは、玄関のドアをノックする。「コンコン」と小気味好い音が鳴り、中から寝間着姿の常盤春兎ときわはるとが現れた。春兎は眠そうな眼をこすりながら、何故か家の前にいる柚乃に質問する。

「なぁ梔子、何でここにいるんだ……?」
「偶然通りかかったの、それよりも学校行かないの?」
「学校って………」

梔子の一言を皮切りに、徐々に春兎の顔から血の気が失せて行く。梔子を尻目に春兎は無言で家の中へ戻り、誰かと口論をし始めた。

『ちょっと春兄ぃ!なんで起こしてくれなかったの!?』
『うるせぇな!こっちだってさっき起きたばっかなんだよ!てか何でお前俺のベッドで寝てんだよ!?』
『そ、それはお布団の誘惑に負けて…』
『な!さてはまた夜更かししたな!?これだから最近のガキンチョは!』
『春兄ぃだって寝てたじゃない!』
「だ、大丈夫なの……?」

今、彼の家の中で起こっている事態を心配していたが、ようやく制服に着替えた春兎が出て来る。そして彼の隣には、中学一年生くらいの少女がちょこんと立っていた。