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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 記憶屋、私です ( No.2 )
- 日時: 2020/04/16 18:10
- 名前: 桃花染 (ID: 4V2YWQBF)
2話
「着いたか、仁科町。…ついに、神の使い手の私が来ちゃったよ…。」
神の使い手が、地上へ降り立った。
…そして何故私が人間界にやって来たか、それは
ある“捜査”の為である。基本的には、“位の低い”神の使い手が派遣される仕事であり期間は2年間。では、何故私が此処に居るのか…それは“私の能力を買われたからである。その長けたものとは“記憶力”の事。どんな事でも5年間鮮明に記憶することができ、情報収集には役立つと言う事だ。
「とにかく…」
辺りをザックリ見渡すと、見慣れない町並み。
青い空もあれば、意気揚々と広がる雑草達。これは…『自然』と言う一種の生命反応と物質である。そして言い忘れていたが今は人間に合わせると、4月8日水曜日午前7:30。捜査の拠点である『仁科高校』への在籍を命じられた私であったが本格的な仕事場への…高校への登校は、来週から。今は何にも縛られず自由だああああぁとは思ったが、まだまだやるべき事がある。
少し伸びをすると、私は足取りを速めた。
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