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コメディ・ライト小説(新)
- Re: ___今、染まってしまえば、本当に成れそうで。 ( No.21 )
- 日時: 2020/05/16 16:37
- 名前: 真朱 (ID: vpptpcF/)
#18 「詰まる空気の中で…今」
昼休み。
昼食が終わったばかりなので、体が重い。
とりあえず私は、教室の机で一息つく事にした。
「__________…。」
気まずい。
気まずい。気まずい……。
横から不穏な空気が流れて来て、口の中が震える。音が全く聞こえないのは、良い事だが逆に心をくすぐる時だってある。無難なものだ。
_____…とりあえず、横見てみようかな…。
隣には何があるのだろう?
そもそも、昼休みに外へ出たりしないのはおかしいと思う。_私が言う言葉ではないが。
そもそもこのクラスの生徒は、ほとんどがアグレッシブなのでこの教室には私以外居ないはず_____。
「…。」
「…。」
見つめた先は、目線_____ではなく少女。
つまり、目があってしまったと言う訳だ…。
恥ずかしい、と言うべきなのか?少しドキドキ感もあり、自分の行動に私は呆れた。
_____…気まずい…。
先程目があってしまったからか、気まずさはどんどん増していった。この場面に、誰かもう1人生徒がいればな…と思っても誰も来ない。
その時_____
ゴドッ
何か硬いものが落ちて、何か広がる。
何か嫌な予感がする。そんな気配が漂った。
_____…あ。
下を見ると、隣の少女がペンケースを拾っているのが見えた。そして数秒後、彼女は散らばっていたペンを拾い終わり席へ戻った。
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