コメディ・ライト小説(新)

Re: 異世界転生しちゃったけど、何しようか? ( No.5 )
日時: 2020/07/08 16:44
名前: アンコロ (ID: Ee54ZFC1)

4,~目覚め~  前編

「母さん!!!!!」

「あぁ、レオン、よかった。本当によかった。気がついたのね。」

「レオン様がお目覚めになられたぞ。」

「奇跡の子だ。」

「あの熱病から回復するだなんて。」

あれ、ここはどこだっけ?ついさっきまで、母さんと話していたのに。

「レオン様、私めのことが、わかりますか?」

いつの間にか目の前に美少女がいた。見たことあるような、ないような。

「え、えっと、だあれ?」

なんか、舌がまわらない。

「レ、レオン様!?」

目の前の美少女がいきなり泣き始めた。

「メリルです。……レオン様が赤子の頃からお世話をして参りました。 ………まさか、覚えていないなんてことは有りませんよね?」

メリル?
なんか聞いたことがあるようなないような??

首をかしげる俺に気付いたのか、目の前の美少女…メリルが白目を剥いて気絶してしまった。

・・・・・・。

最初に『あぁ、レオン、よかった。本当によかった。気がついたのね。』と言った美女が、

「……レ、レオン、わたくしのことは覚えているわよね?」

と言ってきた。こちらもまた、見たことあるような、ないような。

「・・・・・・。」

沈黙を保つ俺を見た美女さんは、

「先生、レオンは、レオンはどうしてしまったのですか?」

と言って、先生…白衣着てるし、あれは医者だな。医者の方を向いて泣き崩れた。

「病が治ったばかりですし、レオン様はきっと混乱していらっしゃるのでしょう。しばらくたてばレオン様は元通りになるかと思います。ですので、安心して下され、アリアーヌ様。」

どうやら、先程の美女の名前はアリアーヌと言うらしい。

「……そうね、そうに違いないわ。レオン、しばらく席を外すから、何かあったら横に置いてあるベルを鳴らしてね。」

と言って、美女さんと、医者、その他この部屋に居た人が、ドアから出ていった。
……メリルさんは、気絶したまま他の人に抱えられて退室していった。

俺は見逃さなかった。
アリアーヌさんの目に透明で綺麗な涙がたくさん浮かんでいたことを。



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お知らせ

飛ばしてもらっても構いません。
以後、****の下は後書きスペースとして行こうと思います。

3の記憶と、4の目覚め前編は長いため、更新を三日ほど休もうと思っております。
以後、一話が長い場合は、更新までの期間が長いとは思いますが、気長に待っていただけれは幸いです。

また、しばらくストーリーが進むと、番外編を書こうと思っておりますので、「こんなストーリーがほしい!!」というものがありましたら、しばらくしたら、リク掲示板にスレを新しく作るので、コメントしていただければ書こうと思っておりますので、お知らせください。

これからも
異世界転生しちゃったけど、何しようか?
を、よろしくお願いします。