コメディ・ライト小説(新)

第九話 法律?何それ、美味しいの? ( No.10 )
日時: 2020/08/24 18:16
名前: あお (ID: ikU4u6US)

 で、俺は帰ってきたわけだが……、

 「何で、お前らケンカしてんの?」

 「……どうやら、魔王様の即位式をどうするかで、揉めたようですね。」

 「バカなん?」

 「そう言われましても……。」

 わけがわからないの一言に尽きる。コイツらの辞書に「話し合い」という言葉は無いのか?

 「とりあえず、おまえら 集合。」

 
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 「で、さっきの状況はどう説明する気だ?」

 「ククッ、答えを求めるならば、世界の深淵を覗くのだ。全ての真実はそこにある……。」

 「…………。」

 「うーん、魔王様、怒ってるのだー?」

 ダメだ、コイツらと同じ言語を話してるとは思えない。精神を病んでる最初のヤツは特に。

 「まさかとは思うが……、さっきの大惨事ケンカ を見て何も思わなかったのか?」

 「あの血の宴か……。なかなか素晴らしかったな……。」

 「…………。」

 「むー?何かダメな事、あったのかー?」

 「ダメだー、コイツら。」

 俺は頭を抱える。そうだった。コイツら、皆バカだったわ。

 「はぁ……。とりあえず、価値感を変えさせないとな……。」

 うーん。しかし、価値観を変えるっていうと……。そうだな、共通の価値観を示す……、そう! 『法律』だ!

 「なぁ、魔族に法律……、ルールみたいなものってあんのか?」

 「必要ですか?そんなもの。」

 「我は何者にも縛られん……。」

 「…………。」

 「皆、『力がルール』って言ってるのだー。」

 「想像以上にヒデぇ……。」

 あー、これからやるべきことは法律、まぁ、魔族の知能レベルに合わせたルールを作る、かな。

 「そんじゃ、やってきますかね。」



~三日後~

 「できたー。」

 魔族用に、極限まで分かりやすくした法律が完成した。さらに、法律を守らせるための、警備ゴーレムを魔族領内に配置することにした。魔族は領地も人口も少ないから、必要なゴーレムも少なくて済むのだ。まぁ、それでも大変なのだが。

 「俺、魔王って名前の社畜になりそうな気がする……。」

 過労死するかも、と思う今日この頃である。