コメディ・ライト小説(新)
- 第十一話 ゴーレム作成2 ( No.12 )
- 日時: 2020/08/26 23:17
- 名前: あお (ID: ikU4u6US)
「さて、今回やることはズバリ、『ゴーレム狩り』だ!」
「ゴーレム狩り?」
「そう、ゴーレムを作るために必要なものは大きく分けて二つ。ゴーレムの核と人形 (生物でいう肉体)。
で、今回はゴーレムが大量に湧くケトラ岩山地帯に来たから、ここでゴーレムを狩って、核 を取り出して再利用しよう、って話。ついでに、ここの鉱石を採掘して、人形 の材料も手に入れて一石二鳥ってわけ。質問は?」
「わざわざ採掘しなくても、野生のゴーレムの人形 を再利用すれば良いのでは?核 を取り出され、動かなくなったあとも人形は残りますし。 」
「それじゃあ、強度が足りないんだよ。」
「へ? ……お言葉ですが、ここで湧くのはミスリルゴーレム。一対一では、中級の魔族でも苦戦しますし、複数でかかれば上級魔族でも、無力化できるのですよ?」
「だから、それじゃあつまらん。」
「え?」
「せっかくだから、ゲーム知識をフルに使ったチートゴーレムを作りたい。一対一でも、四天王 に勝てる、えげつないヤツ。」
「……四天王 、ゴーレムに負ける予定なんですか……。」
「ヴェルー、目が死んでるのだー。」
「傀儡との一騎打ちか、面白い、ククッ。」
「ま、とにかくやるぞー。」
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現在俺達とガオン、シアはゴーレムを着々と倒し、核 を集めている。
リーチェとクロは鉱石を採掘してる。あれ、アイツら素手で採掘してる。ツルハシ渡したよな?
……アホだと思っていたが、ツルハシを使う知能も無いとは……。魔族の脳ってどうなってんの?
「……王よ、傀儡の宴が始まった。」
「は?」
「闇より出でし、漆黒の傀儡達が徒党を組みだしたのだ!」
「だから、何言ってるかわか──」
その時、耳鳴りのような甲高い音が鳴った。さらに、視界には、尋常では無い数のゴーレムが現れる。
「これは⁉」
「傀儡の軍団か……。」
「…………!」
「ヤバそうなのだ!」
「あぁ、ヤバいな。ゴーレム限定の魔獣暴走 ──」
「「「「魔獣暴走 ⁉」」」」
「──最っ高のボーナスタイムだ!」
「「「「は⁉」」」」