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コメディ・ライト小説(新)
- Re: ☆✳︎魔法学園✳︎☆ ( No.11 )
- 日時: 2021/04/21 18:32
- 名前: 雪見餅 (ID: 0LEStScZ)
【9話 存在意義】
「対応する属性は、炎、氷、風、光ですね。運が良い事にその属性は使えますね。」
「それじゃあ、一気に叩きましょう!せーのっ!」
滴紅の合図と同時に皆が対応する属性を一人一人同時に鎖に流し込んでいく。
すると、鎖にヒビが入り封印されていた少女が地面に倒れ込む。
滴紅がすぐさま回復の結界を張り、意識を回復させようと試みる。
「ん......。」
「大丈夫です。生きてるみたいですよ。」
「良かったぁ。でも、何で此処に封印なんかされてたんだろ.....?」
「何か理由があるんでしょう。端末にメモしておきます。それと華月さん、早めに幻覚を使って誤魔化して戻りましょう。」
「分かった。でも、この子が公に出れば学園長に禁書庫に行った事がバレるよね....?同じ女子だし、僕達が保護しておくよ。」
「てゆーか、何も怪物について分からなかったじゃねぇかよ。ただ居たのは少女だけで。」
「まぁ、学園長にバレる前に早く帰りましょう!」
皆が急いで寮に帰っていく。
禁書庫の扉が今日もまた開く。
光が消えたのだ。
倒れ込む様に笑った。
そうやって彼は、自分を壊していったのだ。
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