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【12話 世界の秘密】


「やぁ。君達は、もしかしなくても『秘密』を知ってしまったのかい？」
「貴方の言う秘密がどの秘密かは知りませんが、はいとでも答えておきましょう。」

響夜が立ち上がり、魔音を自然に隠す様にして立った。
そう、アレは学園長。

「きっと神風 魔音の事だろう？あの子がこの中央魔法学園にどの様に関わっているかは知らないであろう？」
「ええ。僕達は神風さんに争いの無い世界を作ると約束しました。ただそれだけです。」
「そうだよ！私達は魔音ちゃんを助けたいだけなのに、何でこんな重要な事黙って........！」
「我はその事を伝える事は出来ないのだよ....。制約があるもんでの。」

制約.....。
言ってはいけない約束の様なもの.....。
破ったら死ぬとか、そういうのも制約だ。

「神風 魔音。彼女がこの地に封印されてから、封印の地に魔力が宿り始めたんだ。その魔力で中央魔法学園は発展して来た。そういう事だ.....。」
「学園長、私はちゃんと、学園内に留まるから.....。それに、魔力なら事足りてる筈でしょう.....？」
「ほほほ。バレてしまったかの。それでは、神風君を宜しく頼むよ。」

何だったんだ？この学園長謎だなぁ。
まぁいいっか。

今日は短め。