PR
コメディ・ライト小説(新)
- Re: 魔法学園【1週間に最低1回投稿】 ( No.15 )
- 日時: 2021/05/14 17:31
- 名前: 雪見餅 (ID: 0LEStScZ)
【13話 魔人退治作戦開始】
「っ!来ます!」
魔音が空を見上げて来ると告げた。
何が来るのか。それは簡単だろう。
魔人........。
「アレが魔人......ですね。」
「ああ。神風が反応している。つまりそういう事だ。」
「滴紅ちゃん、結界の準備を。」
「分かった!結界!」
滴紅が自分達の周囲に強固な結界を張った。
流石に、絶対に破壊されない結界を作るのは力を大幅に使用する。
そうすれば足手纏いになるのは確実に私だと分かっているから、複数人に付与出来る範囲の結界を張った。
それと同時に魔人の周囲に結界を張っていく。
流石にキツいので、結界張りに集中をする。
友哉が炎の剣を展開し、炎魔法のファイヤーアローを撃つ。
響夜が無防備になった私を守りつつ、後衛で得意属性の魔法を撃っている。
紫音ちゃんは扇子で風魔法を起こし、幻覚を浴びせ相手を翻弄している。
「友哉!連携行くよ?」
「おっけー!任せろ!」
2人が攻撃を仕掛けながら近付き、友哉の炎魔法を風魔法で相手へ飛ばすという芸当をしていた。
魔力効率も初級魔法なので効率が良い。
「氷よ。我が力に応えよ!アイスボール!」
「光よ。全てを照らし出せ!シャイニング!」
氷と光が混じり合い、魔人に当てて行く。
ダメージはちゃんと蓄積している。
なら、ちゃんと倒せそうだ。
「攻撃は当たってるよ!結界の維持に集中するから、攻撃は宜しく.......。」
「グワアアアアアアア!!!!!!!」
魔人が結界に抵抗を入れていく。
結界の欠片として、結晶が飛び散っていく。
その度に、滴紅が苦しそうにする。
結界と意識を一体化し、維持をしているからか、ダメージが精神的に入ってくるのだ。
PR