コメディ・ライト小説(新)
- Re: ☆✳︎魔法学園✳︎☆ ( No.2 )
- 日時: 2020/09/02 17:54
- 名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
【1話 入学式】
学園の校舎をじーっと見ていると、突然声を掛けられた。
「よっ!お前も能力者か?」
突然話し掛けられたのですぐに反応出来なかった。
返事に困ってどう答えればいいのか迷っていると別の人が先程の人の頭をこつんと叩いた。
「おーい。初対面の人に無礼だぞ。友哉。あー、先程は大変申し訳ございませんでした。」
「あ、い、いえ。」
「僕の名前は長山 響夜。で、こっちが伊月 友哉。」
長山さんは爽やかでイケメンで冷静だ。溢れ出る青年感。
それに対して伊月さん?はとてもヤンチャな印象を受ける。
元気いっぱいのいかにも男子な性格だ。
「あ、私は夜霧 滴紅です。」
「んで、結局お前は能力者なのか??」
「えーっと、あのー、私、手紙で能力者って言われて、私が本当に能力者なのか、何の能力を持っているかも分からないんです。」
「そうか。まぁ、招待されたと言う事は何かあるんだろう。それについては説明されてからの方が良いかもしれない。」
そうなのかー。と軽く思った。
というか、いつまで正門前で待たなければいけないのだろうか。
正直足が疲れる。椅子とかあれば良いんだけれども。
その時、学園の校舎の方から鐘の音が鳴った。
丁度12時になったので12時の鐘的な物だと思う。
「皆様、ようこそ中央魔法学園へ。人員は揃っていますか?」
突然現れたのはとても整った顔をした女性で、どうやら魔法学園の関係者っぽい。
「揃っていますね。それでは、入学式の方へ案内させて頂きます。」
と言い、スタスタと歩いて行った。
正門で待っていた入学者は全員付いて行った。
しばらくして、入学式の会場なるところに着いた。
「こちらが今夜の入学式会場です。今の内に学園内の地図を配布します。どうぞ。」
そう言って地図を渡してくれた。
正門から見て正面。北校舎は教室、職員室、事務室、学園長室、保健室、放送室などがある。
正門から見て左隣、西校舎は教室、講堂、食堂、購買がある。
正門から見て右隣、東校舎は生徒会室、図書室、禁書庫、空き教室がある。
空き教室はユニオンと呼ばれる複数人で組むチームの活動拠点となる事が多いらしい。
学園の中心には広場もあってとても綺麗だ。
どうやら、もう少しで入学式が始まるらしい。
「これから、今期入学式を始めます。」