コメディ・ライト小説(新)
- Re: ☆✳︎魔法学園✳︎☆ ( No.5 )
- 日時: 2020/09/13 11:53
- 名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
【外伝 夜霧一家の事情】
《母親》
あれ?また寝ちゃった?はぁ...。また先輩に怒られちゃう。
私は夜霧 美鈴。科学についての研究を仕事に、毎日必死に研究しています。
まぁ、研究は好きなので良いんですけども。
私には、娘がいます。とても可愛いです。
そんな事を考えていたら、娘からですね。
第4回級魔法学園に招待されたー!?
凄いじゃないの!家の事は気にしないで良いから行きなさい!
きっと不器用なあの人も優しく微笑んで返信をくれるでしょう。
喜んでいるに違いありませんわ。
そう言って、首にぶら下げているペンダントを見た。
あの人は、心の底から愛しています。娘の事も。
ただ、不器用で娘に嫌われていますが。
いつか娘に正直になれる日が来るといいのですが...。
それは難しそうですね。
「夜霧!何ボーッとしてんだ!さっさと働け!」
「は、はいぃ!すみません。考え事をしてしまって...。」
やっぱり、先輩に怒られちゃった。
この仕事好きなんだけど、ブラックなんだよねー。
まぁ、役立たずになる寸前まで働くしかない。か。
《父親》
「殿下、こちらの書類を。」
「分かった。助かる。」
俺の名前は夜霧 優也。王家に仕える者達の中では権力は高い方だ。
今は久しぶりに娘に返信を送ろうと思っている。
愛を込めた素晴らしい返信にしたいのだが...。
これで良いだろう。よし。返信っと。
あ。待った。
「立派な魔法使いになれ。」
やらかしたぁぁぁ!!!
これは失敗した文章!
俺はいつまでも不器用だ。
娘にも不器用で距離が離れてくるばかりだ。
あぁ。残酷だ。
幼い時にやらかしてしまったんだ。
天才に育って欲しいと思ったら、
スパルタ教育で泣かせてしまったし。
言いたい事も言えないし。
何もかも俺はダメなんじゃないかって思うよ。
この前、気軽に殿下に相談したら「そういう事もあるものだ。」って言われてスルーされてしまったし、、、
はぁ。一体俺はどうすれば良いんだろうか。