ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

【7話 怪しい学園長】



ガチャ。
独り静かに禁書庫の扉を開ける音がする。
そして、ある一冊の本を取り出し、それを抱え立ち去った。
その題名は「 」

「この前のアレ。何だったんだろうね。」
「図書室にあった生物図鑑、響夜君と探しても無かったし....。」
「なら、禁書庫を尋ねれば良いのですよ。」

ゆっくりと歩いて来たのは響夜だった。
その横には友哉もいる。

「禁書庫ってあの、入っては行けない所じゃ？」
「ええ、そうです。だからこそ、何かを隠すのにはぴったりでしょう？」
「まぁ、そうだけど。隠すって？僕、あんまり分からないんだけど。」
「学園長の様子が最近、おかしいんだってよ。常に周りを警戒してて、禁書庫によく立ち入るそうだ。ふとした瞬間に消えてどこかに行っちまうていうのもあったがな。」

つまり、学園長が怪しいという事だ。
すると、授業の時間になった。

「まぁ、詳しい話は授業が終わったあとにしよう。」
「またな！」
「あ、はい。また。」
「おかしいなー？あれ、4人全員同じクラスじゃ？」

紫音が首を傾げた。