コメディ・ライト小説(新)

精霊姫とウィンドさん ( No.6 )
日時: 2020/11/05 19:36
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

「風の大精霊···。って言った?」
『うんそうだよ~!』
「てことはコレ、精霊なの?」

すると、そうだよ~!と返事が返ってきた。
風って事は属性みたいな?ゲームの?
え~!良いじゃん!

「え~と、風の大精霊様。高い所から落ちた私を助けてくれてありがとうございます。」
『気にしない···名前···付けて···』
「な、名前?えーっと、じゃあ、「ウィンド」とか?女の子だったらゴメンね?」

虎はコクコクと大きく頷いた。
そして、毛の量が多くなったなーと思ったら毛が消えて、そこに一人の身長の高い男性が立っていた。

「ようやく喋れるよ。姫様。」
「ふえ····え?」

そしてその場に倒れ込んで気絶した。

精霊姫とウィンドさん ( No.7 )
日時: 2020/11/06 17:01
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

突然目が覚めた。
というか私、寝てたっけ?
あーそうだ。気絶したんだった。
あれ?誰このイケメン?

「姫様?俺ですよ?ウィンドです。」
「え?ウィンド?」
「はい。契約を結ぶ事で人化が出来る様になるんです。」

へぇー。って契約!?
私がいつ契約を?

「ウィンドと先程名付けてくれたじゃありませんか。」

あ、名付け=契約ね。
成る程。
さて、イケメン王子が追ってくる可能性も考えて早めに離れないと。

精霊姫とウィンドさん ( No.8 )
日時: 2020/11/15 13:25
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

「成る程。そうで御座いましたか。して、名前は何と申しますか?」
「え、私?七瀬ななせ 彩葉いろはです。」
「彩葉様。ですね。それでは、掴まっていて下さい。」
「ふえ?」

虎となったウィンドに掴まると、風が吹いて来て、空を飛んでしまった。
風スゲー。

「ど、どういう?」
「風で下から支えているだけですよ。俺はこの姿で空を飛ぶ事は出来ませんから。」