コメディ・ライト小説(新)

Re: 転生悪役令嬢は幸せになりたい ( No.1 )
日時: 2020/10/21 17:54
名前: カオスのすけ (ID: SLzuFaju)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12883

エピローグ「こんな世界」




     バチンッ!




大きな音が響く。


「あんたがいなきゃいいのに!生意気なのよ!」


可愛らしい女の子はそう言い、私の顔をぶった。

なぜこんなことになるの?昔の君はどこにいったの?

ああ、こんな世界壊れてしまえばいいのに…

そう思い少女は天を仰いだ。




途中、少女は走馬灯をみた。




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~一年前のこと~


「はあー、暇だなー」

私は一人教室の席に座っていた。

教室ではみんなが楽しく会話している。

「美奈子ー、今日あそぼー!(^o^)丿」

みなが会話している中、一人の少女が話しかけてきた。

「あー!リリカちゃん、いいよー!」

リリカというのは私の親友だ。
クラスの人気者で、平凡な私と気が合い気が付けば親友になっていた。

(えへへー、楽しみー)

と、リリカが話しかけてきた。

「ねえ、ココ行かない?」
「いいねー、○○とかどう?」
「おおー、それもいいねー。」
「~~~~」
「~~」



そして…
「楽しかったー♪」
「だねー、私たちずっと大大大大大親友だよー!美奈子ー、いつもありがとー!」
「はいはい、帰ろー。私もリリカのこと大好きだからねー」

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懐かしい…。
気が付くと私の瞳から、涙が出ていた。

なぜ、あんなことがおきてしまったのだろう。

その、一言で私は救われた。あの時君が言ってくれたから、私は頑張れたんだ。

思い出した。あの時私を叩いた「リリカ」は、1年前の「リリカ」とは違うの?

混乱で頭が痛い。

た、たしかあんなことがあったからだっけ…。

今はどんなことだったかあまり覚えていない。
ただ、そのせいでリリカは傷ついてしまったんだ。

そのことだけはしっかりわかる。

これからどうしよう…

何も考えずに、私は中学校から家へと振り返らずに走って帰っていった。



~翌日~
とにかく、リリカに謝る!

そうしたら、リリカなんか言ってくれるかも。

「ねえ、リリカ…あのね」

「はあー、何?私にはなしかけないでよ」

ドクッドクッ
心臓の音が高くなる。


なに…これ…

息がうまく吸えない。
うまく声が出ない。
そして…リリカがとてつもなく怖い。

「リリカ…?」

「あんたさー、私にあやまりたいなら一回死になよ。
何?もしかして話せば許されると思ったの?勘違いしないでください。」

え、なんでよ。死ねなんて、ひどすぎる。
私はそんなことできないよ。
こんなのリリカじゃない。

「え、できないなら明日からクラス全員から無視決定ね。」

「な、なんでよ。リリカどうして…」

「もともとあんたなんて好きじゃないわよ。頭おかしいんじゃないの?」

え、嘘つき。
大親友って、いったのに。
なんなのよ。
美奈子には、リリカへの怒りが芽生えてきた。

「嘘つき!私が何を言ったのよ!リリカなんて大嫌い!」
美奈子はリリカの胸ぐらをつかんだ。

「あんたなにすんのよ!」

美奈子には後ろに階段があると気付かなかった。

バタッ


「「きゃあーーーー!!!」」

二人は階段から落ちてしまったのだ。



なんでこんなことに…


え、体が動かない。

なんで、、、

体中痛い。

なんか血がでてる。

どうしよう、

わたしの人生こんなものなのかな…

こんな世界に生まれたくなかった。
もっと、別の世界に生まれていたら幸せだったのかな…

そう思っている中、私の意識は途絶えた。

続く

すいません。まだ転生していません。
次回させるつもりです。