コメディ・ライト小説(新)
- Re: 異世界でアイドルになりました!? ( No.13 )
- 日時: 2021/05/15 18:12
- 名前: ミント (ID: BQLPhy3C)
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空ちゃんが、説明してくれると思ってたんだけどなあ
。
いつまで経っても、そのときがこない。
空ちゃんは、ファンにサービスするのに夢中で、こちらを全く気にしていない。
廉は相変わらず、舞台から落ちそうになっている。
そして、それを阻止して頑張っている海。
手は振るクセに、ファンに全く目を合わせようとしない真里。
ファンに媚びてばっかり売っている龍雅。
楽屋ではあんな嫌な奴なのに、ここでは一切それを悟らせない。
『何?あの子、可愛い…!』みたいに、思われていそうでなんかムカつく。
ムカつくのは、会場にちらほらピンク色の光があることだけど。
それだけじゃない、他にも色々な色がある。
そう、会場はペンライトの光で、とてもカラフルに色づいていた。
それを見る限り、連動などしてはいないと考えられる。
自分で推しのイメージカラーに変えているのだろう。
ペンライトの色は、赤、オレンジ、黄色、緑、青、ピンク、紫の七色ではないかと俺は推測する。
赤以外の色は全て確認できた、なんとも悲しいことだ。
陽介がマイクをトントンと指で鳴らすと、一気に会場が静かになった。
陽介が『ファンのー』と言ったと同時に、ペンライトがオレンジ色に変わり始めた。
そして大きく、半円を描くように振られた。
きっと、『聞いてるよ』というサインなんだろうな。
陽介 «「俺たち7(セブン)虹色color(カラー)ズは、新しいリーダーを迎え入れることなりました。」»
セブン、にじいろカ…、正直言ってダサいな。
虹色=7って感じがするのに、なんかくどいな。
陽介に背中、いや腰か?を軽く叩かれる。
チラッとこちらを見て、『言え』と言っているように思えた。
俺は「せ、セブンにじいろ、カラーズ?のリーダーになりました。夕日です。よ、よろしくお願いします!!」
陽介が「緊張しすぎ」と笑ってきたが別に構わない。
自分にしてはよくやったと思う。
グループ名を疑問系にしてしまったが、この際どうでもいい。
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