コメディ・ライト小説(新)
- Re: 異世界でアイドルになりました!? ( No.7 )
- 日時: 2021/05/08 20:36
- 名前: ミント (ID: eVWzcu6j)
なんやかんやあって、俺はアイドルになることになった。
そして、俺はよくわからない奴らに囲まれ、人気アイドルになったのであった。
[終わり]
というただの夢オチを期待したのだが、どうやら夢ではないらしい。
【スキップ】→ >>8
今俺は、地味に重たいアイドル衣装を身にまとっている。
空ちゃんは、「大丈夫だよ、僕達がカバーしてあげるから。」と満面な笑みで言っていた。
だが正直不安である。
なぜかというと、その後「もしステージから落ちても、僕が真っ先に助けに行くよ!」って言われたのだ。
俺はそんな事を心配していたわけではないんだがと頭を悩ませた。
しかも、俺はステージから落ちるようなやつだと、思われていたことにショックである。
龍雅「ステージから落ちないように、気、を… ふふふ、つけてね。」
こいつ、笑ってやがる。
ムカついたとなった俺は、「俺が舞台から、落ちるとでも思ってんのかよ。お前こそ、舞台から落ちるんじゃねえの?」と言ってやった。
龍雅がすかさず「うるさい!いくらうす暗いからって、落ちるわけないじゃん。」と言い合っていた。
しびれを切らした真里が「貴方達、少しは静かに出来ないのですか?」
さっきまで読んでいたと思われる本を閉じ机に叩きつけた。
そして、すごい形相でこちらを睨みつけてきた。
龍雅「…あんたのせいで怒られたじゃん。どうしてくれんの?」
分かりやすく不機嫌になった龍雅は机を叩いた。
俺「その言葉、そっくりそのままお返しするね!」
こいつと話していると、ろくなことがない。
ムカついてばかりだ。
龍雅「別に、俺は悪くな」
反論しようとした龍雅が「別に、俺は悪くない」とでも言おうとしていたのだろう。
廉「どっちが悪いとか、悪くないとかどーでもいいから……黙って。」
龍雅の話をさえぎり、何を言うと思えばとても廉とは思えないほどの低い声だった。
あまりにも声と違いすぎて、誰の発言かわかるのに少し時間がかかった。
どちらかというと、怒られる側の人に怒られたのだが。
龍雅はそれにビビったのか、聞き取れないほど小さな声で、「ごめんなさい」と言っているようだった。
俺も、「すまん」という謝罪の言葉を口にした。
ほぼ同時に廉は「いいよー」とニコニコし、またミニカーで遊び始めた。
きっと1番怒らせたらいけない奴なんだろうな。
次からは気をつけようと心に誓った。
[次回] >>8