コメディ・ライト小説(新)

Re: 異世界召喚したくない ( No.6 )
日時: 2021/01/01 02:58
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)


ようやく慣れてきました
今回は長めにしたいと思います


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 「グルゥゥ!!」
 「ひぃぃ!
なんでここにリザードマンがいるんですか!?
 「おい!お前!」
あ普通に喋れるんですね。
 「なっなんですか」
 「じつはよぅ、この近くに魔王様の敵になるやつがいるらしんだが」
それってケンジさんのことじゃないですか!
 「い、いやそんな人知りませんよ」
 「わかってんだよ!テメェは天使だろ!
だったら知ってんだろぅ」
 「な、なんで天使の存在を知ってるんですか!モンスターは知らないはずじゃ!」
 「魔王様が教えてくれたんだよ、さらに
そいつを倒せば俺はビッグリザードマンになれるんだよ!はっはっはっはぁ!」
 「初めて聞きましたその笑い方」
 「なんか言ったか!」
 「いいえ何も!」
 「それじゃあそいつの場所を教えろ」
と、リザードマンはシャーナの首に爪を向ける。
 「天使は神のうちには入らないから
死ぬっていうのもリサーチ済みだぜ」
 「そこまで知ってるなんてぇ」
シャーナは泣きそうになりながら考えた。
リザードマンのことです。話しても
結局殺される、それなら.....
 「フラッシュー!」
 「目、目がぁー!」
 「うわぁーん!」
シャーナは決死の覚悟で逃げ切ろうと走った。

ーケンジさんじゃ経験の浅さで絶対勝てない、
それならもう逃げるしかないです!
 「待てやこのクソガキがぁ!!!」
 「ヒィィ!!」
あ、校庭に出てしまいました!
体育の生徒と先生は
 「うわっ!なんだあれ!」
 「なんかやばくね」
 「お前たち下がってろ!!」
と混乱しています。
 「何見てんだよぉ!テメェらぁ!」
 「突っ込んできた!?逃げろ!」



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一方教室では

 「え〜つまりこれをこう......」
田中先生の授業はいつものようにつまらない、
佐藤は隣で眠そうになる、いつもの日常。
俺はそんな日常が一番いい、変化なんて
望んでいない、ましてや異世界になんて
絶対行きたくない。
毎日が平和ならなんでもいい。
そんなことを考えていたら窓側の奴らが急に
 「えっ!」と声をあげた。
 「どうしたんですか山田君?」
 「先生!校庭にでっかいトカゲがいます!」
その場のみんなが驚きその頃に佐藤が目を覚ます。
みんなが窓に集まっていく。
俺も見に行くが今日俺が見たのは一人の天使
だけ、トカゲなんて見てないぞ。
そう思ってみると俺は思わず声を上げた。
なんと、生徒や先生、そしてシャーナが
トカゲみたいなのに追いかけられている。
中には腕を怪我している生徒もいる。
ー教室は一瞬で修羅場と化した。
先生はすぐに通報し、教室内はざわついている、放送が鳴って校長が教室内にいろと命令された。
その時トカゲがシャーナの首を掴んだ、
俺は思わず
 「シャーナ!」と叫んでしまった。



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 「やっと捕まえたぜ!」
 「うっ!」
 「おいテメェ!俺の獲物はどこだ!」
 「い、言いません」
 「そうか、それならつぶ...」
 「シャーナ!!!」
リザードマンは声がした方を向いた。
そこには必死な顔をした少年が一人いた。
 「あいつか....」


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俺が叫んだら何故かトカゲはシャーナの首を離した。そしておれたちの方に向かって何かをためている。それに気づいた佐藤が
 「みんな離れろ!あいつ教室に突っ込む気だぞ」
それを聞いたみんなは離れようとしたが、
トカゲはすでに教室に向かって飛んできていた。
「どがぁぁん!!!」
と激しい音が響いた。



頭がクラクラする、ようやく見える程度になると教室の壁は壊れていた、直撃した人はいないっぽく倒れている人も死んでいないだろう。
と周りを見ていたら急に首を掴まれた。
 「ようやく見つけたぜ!手間かけさせやがって」
 「があっ!」
どんどん首が苦しくなる、
だけど体が動かない。
ー俺、死ぬのか?
そう思った時
 「いて!」誰だゴラァ!」
トカゲの顔に椅子が投げられた。
その先には佐藤がいた。
 「俺が相手だぜクソトカゲ!」