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〜奏汰〜
時間がなかったんだ。
今日は早く家に帰らないといけなかった。
でも予想以上に授業が終わるのが遅くて
こうするしかなかった。中学校を飛び出す。
俺は身体能力が高い…
高いどころじゃないかなヤバイって感じ
ジャンプで木を登り忍者のように
木を飛び移る
これが近道だったんだ。
誰にも見えないところでやったつもりだったのに
クラスの女子それも噂好きの女子に
見られていたんだ。
次の日
学校に行くとすでに
クラスの女子が全員知っていて
俺が席についた途端
俺の机のまわりに
虫が群がるように（ちょっとひどいかな?…）
集まって来やがった。
それからずっと視線を感じるんだ。
でもそいつは女子じゃなく
内人で…