迷惑かけてごめん。さようなら、大好きだった人。出会ったとき、電流が走ったみたいにこれだって思ったんだ。冷たくて、でも優しい貴方が好き。貴方の顔が好き。貴方の体温が好き。貴方の描き出す世界が好き。 だから、逢いに行きたいよ。逢いに行くから。待っててね。これは呪い。あたしを思い出す呪い、あたしを待たせる呪い。 こんな脆くて痛い呪いをあたしは彼にかけることなんてできなかったのだ。ただ別れの時、泣いて喚いただけしかできなかった。