コメディ・ライト小説(新)
- Re: あなたのトラウマ、なくします。 ( No.1 )
- 日時: 2021/05/09 11:29
- 名前: ねむねむ (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13040
No.2 あの子はだれ?
~翌日~
「翠ー!!やったね!美樹ちゃん無事でよかったよ~!」
「よくよく考えてみたら、あんた肝心な時にいなかったよね?」
「あ、バレた?☆」
「あ、バレた?じゃないわ!どれだけ大変だったと思っとるん!?」
「ごめんねー!反省はもうしたから許して?(o^―^o)ニコ」
「はいはい、分かりましたよ。そーいえば、私たちLINE繋いでないよね?」
「そういえばそうだね!繋がなきゃ!」
そして私たちはLINEを交換した。そのとき、私はちらっと見えてしまった。翔の友達の数を・・・。結果から言うと、三人だった。でもそれはたぶん家族だと思う。つまり・・・
友達が、いない・・・?
グループ数が0ということから、クラスLINEにも入っていないのだろう。でも絶対にクラスLINEはできているはずだ。じゃあ、なんで・・・?一つの悪い予感。それは・・・
いじめ・・・?
そんなことを考えていると、翔が言った。
「今日はまだ誰の未来も見ていないから、とりあえず解散で!じゃね!」
「う、うん・・・」
急いで返事をして、私は後ろ髪を引かれる思いで教室へ向かった。
~教室~
「ね、佐藤翔っていう人知ってる?この学校にいるはずなんだけど・・・。」
私は周りの子に聞いてみた。
「えー、知らないなあ。なになに、男子?好きなの?」
「まさかぁ。ちょっと気になっただけだよ~、ありがと(o^―^o)ニコ」
放課後になって思ったこと。それは・・・
誰も知らない・・・
どういうことだろう?だれも翔のことを知らない。じゃあ、私がLINEまで交換した相手は誰?
・・・考えてみてもわからない。直接聞いてみよう!
私は翔との個人LINEを開いて、聞いてみた。
『翔って本当に私と同じ中学なの?』
すぐに返信が来た。翔も即レスタイプらしい。
『うん。同じ中学だよ。』
『同じ学年?』
『まあそうだね。』
まあって・・・微妙に濁している感じがするのは私だけ?でも同じ学年なのに誰も知らないってどういうこと?
「翠ちゃん、一緒に帰ろ!」
「あ、うん!」
美樹ちゃんと一緒に帰っていた私は、また気づかなかった。いや、永遠に気づくこともないのかもしれないけれど・・・。後ろから見つめている男の姿に・・・。
「なるほどね・・・。」
男がそう呟いていることも、もちろん知る由もなかった。
つづく
※作者から
なんか前回より短くなってる点については気付かないフリしといてほしいです・・・。
ちなみに千文字はいきました、この後書きみたいなものも含めてですが。じ、時数稼ぎするために千文字はいったとか書いたわけじゃないんだからね!?(; ・`д・´)