コメディ・ライト小説(新)

Re: 漫才☆警察官 ( No.2 )
日時: 2021/05/19 20:24
名前: ねむねむ  ◆ImDwVl1n2. (ID: HAhG.g1E)

 『名前で呼ぶな』


―99年後の12月20日―

宮下:「あと11日間しかない。どうする、あの死なない超能力者。」

鈴木:「冷凍庫にでもぶちこんどけば?」

あっさりスルーする。

宮下:「それよりお前、自分の任務は?」

鈴木:「終わった。」

なかなか優秀ではないか。警視庁の警部こと宮下和典みやしたかずのりは満足する。

宮下:「報告を。」

鈴木:「被害者は、野々宮久光。38歳。独身。銀行会社に勤めていて、課長になっている。そして、
    昨日、自宅で死体となって発見され、腹部に刺し傷が一か所あり、近くに凶器と思われる包丁
    が転がっていた。以上。」

…………終わってねーじゃねーかー!💢
宮下は額に青筋をうかべていた。

宮下:「ホシをあげろと言ったはずだ。」

ホシとは、犯人のことである。

鈴木:「さーせんでしたー!」

チャラチャラという、鈴木和彦。普通ならこの態度で一発でクビである。

宮下:「空気を少しはよんだらどうだ。」

怒るを通り越して、あきれかえる。クビにしようとしても、なぜかできない。そんな謎のオーラが鈴木にはあるのだ。

鈴木:「空気をどうやって読むんですかー?」

ムカッ。宮下は話が伝わらないので、話を変えた。

宮下:「あーのーなー。上司に向かってタメ口はどうかと思うんだけど、ちがうかい?」

鈴木:「いーや、違うね。だってもう俺ら、友達じゃん?」

宮下:「お前と友達?だれが?」

鈴木:「和典が。」

宮下:「名前で呼ぶなー!友達呼ばわりするなー!!」

コンコン。ドアのノック音。

宮下:「どうぞ。」



つづく


※作者から
え?変なところで終わってるって?はは、そんなまさか( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
次回は警視庁のアイドルが出てくるよ♪
お楽しみに!(o^―^o)ニコ