コメディ・ライト小説(新)
- Re: 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。 ( No.6 )
- 日時: 2021/09/19 10:23
- 名前: ねむねむ ◆282rmH.aak (ID: HAhG.g1E)
第六話 ゴブリン売ったる!
はいども、現在ゴブリン売ろうとしているエマでございます!
ゴブリンっておいしいのかな……まずそう、やめとこ
≪普通は食べようとすら思いませんよ≫
ソフィアの冷静なツッコミ。
っていうかソフィアってツッコミとかできるのか、初耳だわ。
それはさておき……えーと、一番右の受付……っと。
「すみません。」
「はい。何か売りますか?それとも買いますか?」
「売ります。」
「それでは、こちらのシートに記入をお願いします。」
シートを渡される。見てみると、日付と氏名と自身のランク、そして獲物の名前とランク、捕獲した数と捕獲した方法の記入欄が書いてあった。
それらにすべて記入し終えると、受付の女性に渡す。
……ん?
……えっ?
……あれ??
なんかこの人、一番左にいた受付の女性に似てる……
≪この方たちは全員姉妹です。≫
(うええ、まじか!)
≪まじです。≫
なるほど、どうりで顔がそっくりなわけだ。
驚いた顔も……そっくり……え、驚いた顔?
「ゴブリン10体……?素手?殴った?……は?何これ人外じゃん……」
ポーカーフェイス落ちてますけどだいじょぶそ?
と思ったら次の瞬間、
「あ、Xランク……は?Xランク?いきなり?てかこいつ何者?」
こいつ失礼な奴だな……
「エマですけど。」
「いやそれは知ってるww」
てかタメになっとるし。私は全然いいけどさぁ。
「まぁとにかく受け付けますー。いやぁ、殴り殺すと結構いいお値段が付きますよ、損傷部分が少な
いですからね~」
「あ、それは嬉しいです!」
「はい、それでは金貨100000枚になりまーす。」
「……え?桁ひとつおかしくありません?」
「いや、10万であってますよ。」
一万は分かる。現実の方の異世界転生系小説とかでも一万っていうのはよくある数字だ。
……でも、10万は無くね!?
まぁ、お金はあればあるほどいいかぁ。
もらっとこ。
「じゃあもらいます。」
「その前にゴブリンください。」
あ、忘れてた。
(ソフィア、ゴブリン出して~)
≪了解しました。≫
ドサッ。
「……はい、確認しました~。では金貨をどうぞー。」
若干ひきつったような笑みを浮かべて女性がそう言った。
「ありがとーございまーす。」
「またのお越しをお待ちしております。」
最後は綺麗なお辞儀をしてくれた。
私はというと、元気に手を振って掲示板の方に向かった。
さて、龍を狩りに行きますか。