コメディ・ライト小説(新)

Re: 世界最高の魔女 ( No.2 )
日時: 2021/06/16 20:38
名前: ユリ  ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

第二章 殺された理由

理由は、姉と母と父を亡くしたから。
死因は殺害。カルー州に旅行に行って、旅館に着き、もう夜遅いから寝ようとなって私が先に寝たの。
その時、物音が聞こえた。
そして、お父さんのうめき声。
「ウウッッ!!」
苦しそうなうめき声。その後、母が私の近くに来た。
「お父さんが剣で刺されたわ。私達を探されるのも時間の問題。
その間に、瞬間移動魔法で逃げるわよ。せーのっ!!」
「「カルレア……。」」
魔法を言おうとしたとき、その瞬間、父を殺した相手に、見つかった。
その時とっさに母が私の前に立ちふさがって、守ってくれたの。
「一刻も早く呪文を唱えなさい。」
それが母の最期の言葉だった。母は刺され、その間に私は逃げた。
私は、今思うと臆病だったな、母を守ってあげたらよかったな。そう思っている。
その時私は、魔法という存在を知っていて、バリア魔法という物を知っていたのだから。でも、怖すぎてもう瞬間移動魔法しか唱えられなかった。
母の死体は、まだ見つかってない。だからどこに隠したのか気になるわよね。
ああ、姉の死因を言ってなかったわね。

姉は、一応逃げきれたのだけど、カルー州で銀行強盗に会って、しかもそれで警察に通報した人がいたの。
もちろん見つかって通報した人は殺されたし、他の人も殺された。
その中の一人が、私の姉。
こうやって、家族は瞬間移動魔法で逃げきれた私だけになってしまったの。
だから、今私はカルー州を憎んでいる。
今、姉か、母か、父か。誰かがいれば、たった一人でもいればよかったのに。