コメディ・ライト小説(新)

Re: 世界最高の魔女 ( No.3 )
日時: 2021/09/04 11:46
名前: ユリ  ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

第三章 カルーの兵士

チッ。
私は舌打ちをした。
テントをたたんでいる間に、敵の軍に囲まれちゃったじゃない。
ここは、魔法で切り抜けるしか無いわね。
「カルレア・ミナゴローレ」
ふぅ。死んだわね。この人達はカルー州の兵士ね。
カルー州は世界を滅ぼそうともしているから、殺そうとしてきたけど、虐殺されたわね。ざまぁみろ。
次に移動するのは……。
って、状況説明、いや、場所の説明をまだ言ってなかったわね。
テントをはるには良い場所が良いなと思って、見つかりにくい山にいたのよ。
でも、意外に早く見つかったわね。
そういえば、ここは遊び広場用の森、って呼ばれてたっけ?
だから、ここに普通に集まっている人がいる、と考えたわけね、失敗したわ。
まぁ、他に人がいるか探しましょうか。
「カルレア・カンカーレ」
今の魔法は、感覚集中魔法。
私が感じられる視線、魔女の気配は、せいぜい十メートル。
それしか感じられない感覚を、もっと遠くまでに増やせる。
っていう魔法なんだけど、さっそく一人見つけたわよ~!!
あ、そこの状況が見えてるわけじゃなくて、ただたんに、いるなぁ、って感じるだけの魔法よ。
そこの状況が見えるわけじゃないわ。
どこにいるかは分かるけど。
行ってみるか。