コメディ・ライト小説(新)

Re: 世界最高の魔女 ( No.5 )
日時: 2021/09/04 11:48
名前: ユリ  ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069

第五章 なぜ……?

今は、しょうがなく空を飛んでいる。横には、あかねがいて。
喋りかけてみようかな。
そう思い、私は
「あかね、あかねの両親とか、今どうしてるの?」
と、問いかける。
あかねは、
「ああ、あの人たちね。
なんか、離婚しようって言っていたんだけど、どっちも結果嫌だって言って、なんか面倒くさくなって殺し合いしたんだよね~。
それで死んだ。私も、あの人たち嫌いだったし、せいせいしたよ。
で、曄は?」
と軽く答えた。そして私の両親の事を聞く。
あまり言っても意味なさそうだな。
まあでも私が言い出したんだし。
私は、
「母と父はカルー州のホテルで殺されて、姉と私は別々だけど逃げきれて。
それで結果、姉は銀行強盗にあって、捕らえられた人の中の一人が警察に通報してさぁ。
気づかれて、捕らえられた全員が殺されたっていうこと。」
と、意味なさそうだが一応言った。
「そっか。銀行は魔法使えないように警備してあるもんね~。」
あかねは答える。
でも、私は軽すぎないか?と疑問に思う。あかねはいつも軽い。なぜだろう……??
そして城が見えると、
「あ、あれだね~。ね、私じゃ見当つかないから、ちょっと作戦立てて~。」
と、あかねは言った。
あかね、人任せすぎでしょ、曄は思う。でも立てないと始まらない。
「作戦ね。まず、二人で警備員何人かを倒す。
 この時知らされないように注意する。
 それでどうせマップがあるのだから、それをもらったらまた作戦を立てましょう。
 もしもマップが無かったら、一番きれいに整理されているやつの頭の中に、脳コピー魔法、使いま          しょう。
 そうしたら、紙状のマップが出て来るんだから。」
私は言う。
でも、これで作戦はいいのか?と、この作戦を立てた私は迷う。
「んっとね、殺す魔法、どうしようかな。むざんな魔法でも良いよね。
 えっと、名前なんだっけ?」
あかねは首をかしげながら言う。
あかね、そんなのも覚えれないで、どうするんだ。
私はそう思いながらも、
「それは、えっと『斬り込み殺し魔法』のことかな?
でも、名前覚えないでどうするのよ!!」
私は少し怒りながら言う。
まったくもう。
そして、
「呪文は覚えてるよね?」
と、一応私は言う。普通は覚えているはずだけど、一応ね。
そると、すぐさまあかねが答える。
「そ、そりゃもちろん!!」
と。少し心配だが、そんな事考えている間に通報されるかもしれない。
「じゃ、せーのっ!!」
私は言った。
あかねは気合を込めた声で、
「「カルレア・キリコーミレ!!」」
と一緒に言った。
私は下を見た。
でも、それをすぐに後悔する。
だって……、死体でごちゃごちゃになっている無残な姿が!!うげ~……。
えっと、ほうきから下りないと……。
私は思い、あかねと一緒に下へ降りる。
下りた瞬間、その城が空から見ている時よりも大きく見え、、一瞬すごっ!!と思った。
まず、巨大なファンタジーに出て来るような塔が一つ。
そして、それを囲むようにできた塔が四つ。
そして、計五つの塔を囲むように出来た塀があった。
塀には門が二つ付いていて、それぞれを大勢の兵が見張っている。
殺した一人は、気づかれてないのでそのまま寄ったのだが……。
無い、ね……。結果、脳コピー魔法、か。
「カルレア・ノウコーピレ」
ヒラヒラヒラ。
紙が落っこちた。
この人の頭の中……、凄く正確ね。だって、いろんな所にメモがしてあるんだもの。
本当は、脳とかにはメモはしないのだけど、頭に正確に、しかもここを左に曲がったらなになにがある、とか覚えていたりすれば、コピーした時にメモがしてあるように見えるの。
そういう人って、あまりいないから、良かった~。
でもさぁ、やけに正確で、しかも一枚に入りきらず五枚も出てくるってどういうこと??
普通は一枚に入りきるはずなのに……。
そういえば、誰かがその人を操っていればそうなるんだっけ?
と、という事は私たちが来ること、ばれていたの??
ばれる訳ないのに……。どうして?