コメディ・ライト小説(新)

Re: 何でも解決!探偵天才少女!! ( No.1 )
日時: 2021/06/30 15:29
名前: ユリ  ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

第一章  訪問

今日きょう七月しちがつ一日ついたち――なつやすみがはじまっていちにちだ。
わたし――たかはし なついえは、ほんらいであればベッドはぜったいしろで、しわなどひとつもない。
ベッドのよこにはべんきょうづくえがあり、せいせいとんしてあってきゅうきょうしょさんこうしょなどがはいっている。
そしてドアのちかくにたながあり、ほんはいっている。
ほんといってもまんしょうせつではない、しょばかりだ。

そういつもはなっているとはずだった…。しかし!!
なぜかクラスメイトがいる。しかも二人。
その二人は、勝手に入って来たかと思ったら、部屋はちらかしまくり、部屋を汚くしていった。片づけが大変になるじゃない、嫌になりますね。
そして、なぜか私の家にいるクラスメイト二人とは……。
沖野 彬さんと垳田 裕斗さんだ。
なぜ来るのかは分からない。
チャイムが鳴っていたので出たら、この二人がいた。
しかも用件も言わずに勝手に入って来たのだ。
入って来たと思ったら、私の部屋に案内しろとか言われて、私が案内したら……。
私の部屋に驚いて、カーペットの上でジャンプするわ、ベッドにおもいっきり飛び乗って、遊ぶわ……。
「もう、うんざりです!!」
「「う、わわわっ!!」」
私が大声を出したせいか、垳田さんがうるさいなぁという顔をする。そして……。
「おいおい鷹觜、いきなり大きな声を出すなよ……。びっくりするじゃないか」
と、失礼なことを垳田さんが言う……。おかしすぎませんか??
だから、その失礼なマナーを直すため、私も反論する。
「あのね、マナーってものがあるの。
 まず、チャイムを押して相手が出たら用件を言う。
 そして、「部屋に入れてもらってもいいですか?」とかそういう感じに言う。
 それで部屋に案内してもらえたら、要件を具体的に言ったり、話しあったりする……。
 というのが普通のルールでしょう!!
 あと、ここは鷹觜家の家です。
「びっくりするじゃないか」など自分の家風に言わない!!
そしてもう一つ!鷹觜と呼び捨てにするな!!
分かった?」
これは私のマナー。嫌な人は自分なりにマナーをつくりなさい!!
「た、鷹觜さん、分かったわ。ごめんなさい。それで、要件って言うのが……」
沖野さんが黙って聞いた後、謝罪する。礼儀正しくなったね。
「それで、「要件って言うのが……」で、垳田さんに目配せしたのは垳田さんが考えた案なのね?」
私の推測が正しかったらしい、次は垳田さんが喋り始めた。
「ああ、そうだ。やっぱり、エリートはすごいな。それで要件と言うのが、実にくだらないことなんだが……、いいか?」
コクコク。
私はうなずく。そのかわりさっさと話せ!!
「え~、夏休みの宿題を教えてほしく……。だけれども、母ちゃんは仕事で精いっぱいなどということでして……。だから鷹觜さんに」
垳田さんがやっと要件を言って……。って、うわ、くだんな!!
宿題ってものは自分でやる物でしょ!!
う、ああ、私の敬語が乱れていく……。
そうしたら垳田さんに助け船が。
「で、でも鷹觜さん。あなたも宿題、終わって無いでしょう?一緒にやってもいいじゃない」
沖野さん、まぁまぁすごい反論。
だけれども……。私には効きません。
「ごめんなさいね。私、宿題はもう終わらせているの」
そう、私の反論は、もう終わっていますよ発言。
いや、本当に終わっているのだけれども。終わらない方が頭、大丈夫ですか?
「おいおい、んなわけねぇだろ。だったら証拠、証拠。いや、だって今、夏休み一日目の午前だぞ?」
垳田さんがおまえ大丈夫か?という顔で見ている。
いや、大丈夫です。逆にあなたは大丈夫ですか?
「本当に申し訳ありませんが、私はもう終わらせています。昨日、学校が終わってすぐに始めて終わらせたんです!!」
もう。
私はプンプン怒りながら言う。
その横で、はぁあああああぁあ!?!? という顔で驚いている人が二人。
「おい、沖野、こいつに頼んでも意味ねぇわ。帰るぞ」
うんざりした顔の垳田さん。
「えぇっ!?だって私は鷹觜さんの説明を聞いてみたかったのにぃ……っ!」
そして垳田さんにひっぱられながらも反対する沖野さん。
沖野さん……。そんなに聞きたかったんですか。
まぁいいや。
早く帰ってください。
「じゃあ、おじゃましました~!」
沖野さんのあいさつの声が聞こえる。
だが、垳田さんのあいさつの声は聞こえない。やはりあの人の頭、大丈夫か?
でも……。沖野さんなら、教えてあげても、良いかもな。