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コメディ・ライト小説(新)
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.10 )
- 日時: 2021/08/02 15:51
- 名前: 魔王 ◆K3Erd2f3Yo (ID: 7VvLld12)
また柊木さんか……。
お話って言われても、私は話すことなんてなけど……。
「昨日どこにいっていたの?」
「どこでもいいでしょ。」
「どこでも良くないの!!」
「私は別にいいんだけど。」
「桃音!こいつに話が通じないからあんたが答えて!」
「後でいう……」
何コイツ。
桃音を巻き込むな!!
でも、桃音のおかげでこの場を離れることができた。
柊木さんは教室に戻っていった。
私と桃音は、澄春のいる保健室に行く。
「澄春、起きてる?」
「やっと来た!! 待ってたんだぞ!!
早くお前らの仲間に合わせてくれ!」
「私達の名前だけど……」
私が自己紹介をしようとする。
「知ってるぜ! 美苑と、桃音だろ!」
「美苑……早く教室に戻ろう……。」
教室からは少し離れている保健室まで、
柊木さんが怒鳴り散らしている声が聞こえてくる。
ヤバそう……早く戻らないと!!
私達は(いつもはダメだけど)廊下を全力疾走する。
……ついた!
柊木さんの怒りはすぐ収まったみたいで良かった。
「さっさと話し合いを始めなさい!!」
「はぁ?
なんであんたに命令されなきゃいけないの?」
二人の間がピリピリしているのを眺めながら、
みんなに聞かれないように、
桃音と、澄春はコソコソと話していた。
『お前、やっぱり……』
『そうよ。私は桃音なんかじゃなくて、
佳海音。別名、佳音よ。』
『あいつは真宵だよな。
あのことを忘れているのか?』
『……2年前のあの時、記憶をなくしたのよ。
真宵の仮の家族は交通事故だって嘘をついている。』
『そうか……』
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