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コメディ・ライト小説(新)
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.12 )
- 日時: 2021/08/03 15:08
- 名前: 不可能 ◆DMVtSSFzcg (ID: 7VvLld12)
ずっと見ていたいくらいきれいな景色。
本当にいつか、見たことがある気がする。
「そろそろ帰らねぇとやばいんじゃないか?」
ここに居たい。
すごく懐かしい気分。
「先に質問をさせて。
私の事をなぜ真宵と呼んだの?」
「ごめんね……わたしの昔の友達なの……
その友達に美苑がすごく似ていてね……」
「あっそ。
それならいいけど。」
絶対ウソをついている。
今は無理に質問する気はないけど、
いつか絶対に聞く。
「あとさ、私ここに居たいから先に帰ってて。」
「俺もいていいか?
佳音は先に帰って、話し合いの内容を教えて。」
『桃音って呼べ!』
桃音が、澄春になにか言ったみたいだけど、聞こえなかった。まあいいけど。
私はその場に座り込む。
疲れた。何もしてないけど。
眠たい。何もしてないけど。
「お前さ、記憶がないんだってな。」
とつぜん澄春が喋る。
美苑は答えない。
「俺さ、桃音と美苑とずぅっと
前から仲間なんだぜ。
桃音はまだお前に言っていないみたいだけど。」
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