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コメディ・ライト小説(新)
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.3 )
- 日時: 2021/07/27 11:00
- 名前: 不可能 ◆DMVtSSFzcg (ID: 7VvLld12)
学園ごとここにあるみたいだけど、
生徒がいるクラスはここだけみたい……
そして、担任や教師は誰一人いない。
……私達35人だけしかいない。
自由とはいえ、食料もなければ水もない。
かなり大変な状況だ。取りあえず寝るところを
作ろうという話になり工作などが得意な男子が
先導して作っていき、他の男子が
その人に従うという形になった。
女子は保健室のベットの布を使い、
敷布団と掛け布団を作る。
私はどちらかと言えば力仕事が得意なのだが……。
「針と糸は家庭科室のものを使ってね。」
こっちでは桃音が先導している。
皆集中しているみたいで、女子はシンとしている。
その代わり男子はドリルやら悲鳴やらかなり騒がしい。
「ちょっと男子の様子を見てくる。」
私はそう言って男子のいる教室へ行く。
男子は机の木の部分を取り外してその他の
プラスチックみたいな部分は捨てているみたいだ。
私が来ても男子達は気づいた様子はなく、
やはりガヤガヤと騒いでいる。
木の部分を取り外し終わり今度はそれを
教室に敷き詰めていく。
男子達は完成したみたいだ。
私は女子たちがいる保健室へと戻り
作業を黙々と進める。
時計は全て止まっていて、
正確な時間はわからないが、
大体1時間たった頃に女子たちの作業も終わった。
以外にフワフワした感じの布団が完成した。
「案外ぐっすり寝られそう。」
桃音がこっそりと私にいう。
「うん。」
「寝るところが作れたのはいいけど
食料と水はどうするの?」
柊木さんがみんなに問いかけるように言った。
「今日1日ぐらいならお昼ごはんの弁当もあるし
水筒もみんな持ってきているだろうから、
過ごせると思うけど……」
桃音は委員長らしくないいつもどおりの心配そうな声で言う。
……お腹すいた。
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