コメディ・ライト小説(新)
- Re: 強い魔法少女は実は転生した女の子でした!? ( No.5 )
- 日時: 2021/07/30 12:21
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
第二章 狩りをやってみた! ・買取店
(うわぁ……。)
私はミライに案内され、町の買取店にやって来ていました。
でも、その買取店の綺麗さといったらもうすごく綺麗で……!!
(レイ~。感動してないで、まずはカードを作るよ♪一番右のレジ~。)
ミライに言われる。私は中を色々見ながら、一番右のレジに行った。
「あの~。カードを作りたいんですけど。」
私は店員さんに声をかけた。
すると、
「お名前を言ってください。」
と、聞かれた。
(え~っと、私の名前は……。)
無意識に心話になる。
(ウレイ・エレドルだよ~。(・_・;)忘れないでね♪)
(あ、ありがとう~!!)
ミライは聞こえていたらしく、答えてくれた。
私はミライに言われた通り、
「ウレイ・エレドルです。」
と、答えた。
「ウレイ・エレドル様ですね……。Dレベルです。では、今カードを発行します。」
店員さんは、超敬語で言った。だが、私にはわからなかった事が一つある。
(ね、ミライ。レベルって何??)
私はミライにレベルことを尋ねる。レベルを知らなかったんだ。
(レベルは、狩って来た物をいっぱい売ると上がる物だよ♪で、その魔物が強ければ強いほど、レベルが上がるのも速くなるんだよ♪レベルは、ABCDまであるよ♪じゃ。)
ミライは答えてくれた後、また静かになった。
「カードが発行できました。早速売る場合は、一番左のレジをご利用ください。」
私は店員さんから発行されたカードを受け取り、一番左のレジに行った。
――ここのレジ、十個もあるんだよね。何に使うんだろ?
私はそう思ったけど、心話にしてミライに聞きはしなかった。
そんなに聞かなくても大丈夫。
私は一番左のレジに行き、
「魔物を売りたいんですけど……。」
と訪ねた。そこにいた店員さんは、
「何匹の何の魔物ですか??」
と私に聞いた。
私は、
「えっと、17匹の牛と、52匹のライオンです。合計69匹の魔物です。」
と、言った。
すると、店員さんは、
「えぇえええええぇえええええぇっっっ!?」
と、大きな声を出した。
「すみません……。今、なんとおっしゃいました??」
店員さんはもう一度聞く。あれは、相当すごかったのか??
「17匹の牛と、52匹のライオンです。合計69匹、ですが??」
私はもう一度言う。
すると、店員さんは、
「少しお待ちください。」
と驚いた顔(?)言って、店の奥に入って行った。
(ねぇ……、ミライ。私、なんかおかしかったかな??)
私はミライに心話で聞く。
(あ、普通なら、合計2匹ぐらいなんだよ♪でも、強い魔女設定だからね。でも、設定では合計20匹だったはず……。もしかして、人間界でも優秀だった??)
(うん。頭も運動神経も、多分いけてるほうだった。それが悩みで溜息ついてたんだから。)
私は言った。すると、指輪から脱力したような顔のミライが出てきた。
(なら当たり前。人間界の時の倍の力なんだから。なぁ~んだ♪じゃね~。)
ミライはまた、指輪に入って行った。
「この方です!!」
ミライが入って行ったのと同時に、奥から店員さんがやってきた。
店長さん(?)も一緒だ。
「あの、お名前は??」
私は、店長さんに聞かれたので、
「ウレイ・エレドルですけど。」
と、言った。
「エレドル様。あなたはとてつもなく強い魔法少女ですね。飛び級です。あなたは、Aレべルに昇格です。」
店長さんは言った。
私は少し戸惑いながらも、
「はい………。」
と言った。
するとミライが心話で、
(レイすごいね~。他の精霊達が育てた魔女は、飛び級なんてしなかったのに。(*^^)v)
と言った。
ミライから話しかけてくるのはあまりなかったので、少しビックリした。
「エレドル様。あなたは強い魔法少女ですので、飛び級をしましたが、他の方達は納得いかないかもしれません。気にしないでくださいね。……必要ならばやっちゃっても良いです。」
店長さんが話を続ける。
って、最期小声で、サラリと爆弾発言していませんでした!?
店員さんは聴こえていたはずなのに気にとめる様子もなく。
もしかして、これが店長さんの日常!?恐るべし……。
「では、私はこれにて失礼するよ。ルルさん、会計をしてあげて。……あと、エレドル様。本当にやっちゃって良いですからね。」
店員さんには少し崩れた(?)言い方で、私には超丁寧語……。営業には厳しいお方なんですね……。(~ ~;)
「はい、合計496万円です。……ちなみに牛一匹で20万円、ライオン一匹30万円ですよ。」
店員さんが合計を発表する。そして、一匹何円かも教えて下さった。
私は、
(ねぇねぇ、ミライ。121万円は凄いね~。簡単に狩れたのに。)
と言った。
するとすぐさま、
(まぁね。皆ビクついているんだよ。簡単に狩れるのにね。でも、69匹を狩ったレイも凄いけどね。あ、これは強い魔法少女設定だからか。でも、最初から凄かったらしいし。)
という答えが返ってきた。
まぁ、普通の人間ではない程度、なのかな??
「エレドル様?お金をお受け取りください。」
店員さんの声が聞こえてきた。
あ、すっかり忘れてた……。
私は店員さんからお金を受け取る。
うわぁ……。このお金、どこにしまおう……。