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コメディ・ライト小説(新)
- Re: Chimera Social withdrawal ( No.11 )
- 日時: 2021/08/24 09:24
- 名前: 花桜咲 (ID: 7VvLld12)
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赤青は帽子とマスクを外し、教室の隅に腰を下ろしている。セラは反対側の教室の隅に立っている。他の教室の隅は掃除道具入れやゴミ箱があって、結構狭い目のこの教室では、俺は必然的に真ん中に立たなければならない。
喋ることもなく、少し戸惑っていたとき、
「オッケーだよーん。」
セイが、帰ってきた。
どうやらコンピュータ室のドアの修理が終わったようだ。
「あのね……、あっちに機械が
あって動かすと重いからみんなが
コンピューター室に来てくれないかな?」
セイの大きな瞳がキラリと光を反射している。
すごく濃い、遠くから見ると黒色に見えるきれいな青色の目。
どうしても僕たちが移動しないといけないみたいだ。しょうがない。僕が立ちあがってこの教室を出ようとした時、
ガラガラガラッ
ドアが開き一人の少女が顔を出した。
この教室の中を覗き、何かを見つけたように目を輝かせた。
そして言った。
「遅くなってごめ~ん。
旧校舎意外に広くてさー。」
彼女は誰なのだろうか?
「うわぁーん。
猫ちゃぁぁぁん、久しぶりぃぃぃぃ。」
セイとセラが超ハイテンションで、
いや、セイはいつも通りなのかもしれないが、
教室に入ってきた少女に飛びついた。
小柄な彼女は二人に飛びつかれて少しよろめいたが、
なんとか持ちこたえる。
何も知らない僕はこの状況を理解することができない。
「白猫黒猫のノート」 >>14
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