コメディ・ライト小説(新)

Re: Kimera Social withdrawal ( No.3 )
日時: 2021/08/22 13:57
名前: 花桜咲 (ID: 7VvLld12)


 引きこもり部の目的って何なんだ?
「その小夜っていう人はもう呼んであるのか?」
「うん。呼んでるよー
 試験の結果が出たらすぐに来ると思うよー。
 あのテスト、普通の人には解けないけどねー。
 小夜なら解けると思うなー。」
俺は普通の人じゃないのか!?
「小夜以外のあと二人って呼んだのか?」
「うん。一人は呼んだよー。
 でもねーもう一人はもう入ってるから。」
入ってるって何に?
「入ってるってどこにだ?」
「特別クラスー」
特別クラス。
通称、成績上位者クラス。
頭がいい人が入るところ。
「頭がいいやつなのか?」
「うん。まーね。
 というか、特別クラスも引きこもり部も
 頭が相当いい人しか入れないんだよー。」
「俺は頭は悪いぞ。」
「バーカなの。
 あのテスト難しいって言ったじゃんー。」
「それならさ、引きこもり部なんか
 作らずに特別クラスに入ればよかったじゃん。」
「それがさー違うんだよねー
 特別クラスも、引きこもり部も部室・・
 はないけど引きこもりは試験で入れるところ。
 特別は先生の推薦で入るところ。
 あっ……。でもー。
 違うって言ったら嘘になるかなー
 引きこもり部なんて世間には認めてもらえない。
 それで、特別クラスっていうのが、
 引きこもり部の表の顔。
 反対に言えば引きこもり部は
 特別クラスの裏の顔ー。」
ということは、知らずしらずの間に
俺は特別クラスに入っていたのか!?
「そーそー。
 特別クラスも呼んであるー。
 というか、呼ばれてるー。」
マジか。
じゃあこっち側が全員そろったら
特別クラスのところに行かないといけないんだな。
「あとー。
 引きこもり部、学校には認めてもらったよ。
 だからちゃんとした部活ー。」
「………特別クラスと、
 引きこもり部の部室はないって言ったよな。
 どこで活動するんだ?」
「えー言わなかったー?
 引きこもり部はー……………
 あっ小夜ーこっちこっち~。」
中途半端なところで小夜が来てしまった。
「撃摩も一緒だったんだー。」
撃摩さんも一緒に来たみたい。
これだけ1、2回あっただけの人と
仲がいいっていうのは、黒猫の
良い能力だと言える。
「みんな揃ったねー
 じゃあ学校に行こー。」
「よっしゃ!
 レッツゴーだぜっ!!」
撃摩が叫ぶ。
すぐ仲良くなれそうな人だ。
「あの……私、ろーくんのことが好きです。
 バッカみたいな顔しときながら
 頭がいいところが。」
はい?
小夜が言う。
俺と小夜は大学で何度か話したことがある。
「えっと……それは褒めてるの?
 けなしてるの?」
「はい。けなしてます。」
そこは褒めてるって言ってほしかった……
せめて、即答するなよ。
「あ……嘘です。
 いつもの私のジョークです。
 あと私、初対面の人には毒舌なんですよ。
 毒舌で喋ってほしかったら言ってくださいね。」
毒舌で喋って欲しい人なんているかよ。

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