コメディ・ライト小説(新)
- Re: Chimera Social withdrawal ( No.6 )
- 日時: 2021/08/23 07:36
- 名前: 花桜咲 (ID: 7VvLld12)
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例えば私が犯罪者だったとして。
君たちを仲間に誘ったとする。
そうしたら君たちは仲間になる?
断る? 警察に通報してもいいよ?
そもそも、私ならそこで
断るようなやつを誘わないけどね。
あははっ!
1
学年が上がって最初の始業式の日。
僕が1番嫌いな日。
クラス替えが嫌いというわけではない。
正直に言えばクラス替えとかどうでもいい。
始業式、理事長と校長と教頭の話が長い。
そんな憂鬱な気分を振り払って学校に行く。
学校につくと去年の担任に声をかけられる。
「お前、今日から特別クラスに行け。」
はぁ?
何を言っているのだこの教師?
僕は成績は「ど」真ん中で、
というかわざとその成績を取っているのだが、
その特別クラスに入る意味などないのでは?
いや、入りたくないのだが……
「なにかの間違いでは?」
「いや、違うぞ。
ついでに言うと、
ある人からの推薦だよ。」
誰からの推薦だろう?
僕を推薦するような物好きはいないだろう。
僕なんか……
「はぁ………。」
「とりあえず、特別クラスは旧校舎だ。
始業式、授業は受けなくていいから、
まぁ頑張れ。
今日から人数も増えるらしいからな。」
はぁ………。
わかりました。
まぁがんばります
はい。
「はい。」
人数が増えるのであれば大丈夫だろう。
誰が推薦したんだろう……?
僕は早足で旧校舎に向かう。
「君ー。
おっはよー。
んと、君は何をしに来たのかなー?
もしかして新しい人ー?」
うおっ……。
後ろから声をかけられて驚く。
「あっ……はい。
オレ今日からここに来る、
東堂 恭也です。
よろしくおねがいします。」
「うん。わかった。きょーくんね。
天才には見えないけど…………
まぁよろしくねー!」
僕に話しかけてきた人は、
白髪で、
白髪ではなくて、
染めているわけでもない
長い白い髪を2つに分けてくくっている少女だ。
可愛い。
「えっと私は蒼月 星来です。」
「旧校舎のどこが特別クラスの部屋なんですか?」
「ん? 全部だけどー。
あと、特別クラスって呼ばないで。
“キメラ”だから。」
キメラ………………………
もしかして………
いやそんなわけ無いか。
「とりあえず我の教室に来てー。」
この人は本当の一人称は“我”なのかな?
とても似合っている。
いや、我の教室、があるとは……
蒼月さんは2階に登っていく。
かなり静かだな。
その教室は元あったはずの机が
すべて撤去されて、
教室の真ん中に大きなデスクがある。
そのデスクの上にはパソコンが3台あって……
「そーいえばさ、
私のこと覚えてないの!?
小1から小3まで同じクラスだったんだよ?」
はぁぁぃ?
あの、蒼月星来さんですか!?
いや、あの人黒髪だったよ!
「あぁ。あのとき染めてたんだよー。」
あぁ。あっちが染めてたのか。
マジか。
あの天才さんか。
もと俺の親友。
へぇ。そーなんだー。
あの天才さんか。
へぇ………………………。
あの、俺の部屋のテレビを修理するとか言いながら
分解して直せなくなって結局、破壊しやがった人。
小4からどこにいたんだ?
転校すると言っていたから
もう会えないと思ってたけど。
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