コメディ・ライト小説(新)
- Re: 強すぎて力の制御ができません!! ( No.11 )
- 日時: 2021/09/12 12:06
- 名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)
ーートウカーー
ええ。能力者です。
人の形をしたものを切り裂いたら、周りが明るくなって学校の運動場に戻っていた。運動場にはさっきの男と、結優が気を失って倒れていた。男の方はすぐに目を覚ましたけれど、骨を何本か折ってしまったようで動ける様子ではない。結優は外傷は見た限りないようだ。
とりあえず、私は結優を学校の保健室へ運び男の様子を確認する。近くで見てみると、私と同じ年くらいのようだ。
「あんたさぁ、名前なんていうの?」
「けが人に名前聞くんじゃなくて
大丈夫か聞けよ」
「あ〜〜〜大丈夫?」
ポツポツとさっきまで晴れていた空から雨が降ってきた。暗い黒い雲が空を覆い始めた。
「あとちょっとで隊員が応援に来る。
そんなに早くトウカを倒せると
思ってなかったからな。
あれ、Bクラスレヴェルの怪物だぞ。
お前、何者なんだ?」
すでに運動場の土を湿らせている。
「………? トウカって何?」
雨が強くなってきた。
パタパタと湿った足音を響かせて何人もの人が歩いてきた。多くは私服だと思われる服で、動きやすい服をしている人たちだ。
「トウカを倒したのか?」
一番前に立っていたスラッとした体型の身長が高いめの女の人が呟いた。
わー。
なんかみんな強そうーー?
誰だろ? さっき男が行っていた隊員と言うやつか?
「とりあえず、けが人を運べ。」
女が後ろの人たちに言う。
どうやら隊長とかの立場にある人のようだ。
「そしてお前、話がある。」
え? えっ?
私? もしかして能力のこと?
さっき使ってみてわかったけど、私…………5属性すべて使える……。さっき使ったのは金属性と呼ばれる能力の壁と、水属性の氷剣。私の✡の紋章には真ん中の六角形のところにひび割れたような黒い模様。周りの三角のところにさっき使った金属性の金色。水属性の水色と色がついていた。
普通なら一人に付き1属性だから詳細がわかるまで隠さないといけない。