コメディ・ライト小説(新)
- Re: 強すぎて力の制御ができません!! ( No.16 )
- 日時: 2021/09/21 20:42
- 名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)
ーーハルナーー
はぁ?
流石に新人にこの強さのトウカを任せないでしょ? 強すぎるんだよ。
私は金属製だからということで守りに徹しているけどさっ。私のワクワクがぁぁぁぁ。今の私、多分最強なんだよ! この力を試したい!!
「冰剑!」
「雷剑!」
「地剑!」
「火焰剑!」
それに今のあの四人では勿論、私でもあのトウカは倒すことができないだろう。
4人全員で自分の属性の剣を作り出し、トウカに飛びかかっていく。まったく傷をつけられずに薙ぎ払われる。
さっきからそれを続けている。でもそのおかげで私にはまったく攻撃が来なっ……………。
グァァァァァァァァァァァァァン!!!
「きゃあっ………!」
私には攻撃が来ないにしても、4人を守るシールドを張っているから4人が攻撃を受けるとその衝撃の半分以上が私に降りかかる。
というか、みんな能力、本気出しすぎでしょ!!
彼奴等に少しでも近寄ったら、暑かったり寒かったりビリビリしたり………。
………。こう見えても私、キレやすいんだよね。
マジでこのトウカにプチっと来たわ。マジなんなの? 新人を簡単に傷つけるなっつぅの。
後先考えず、能力を発動して飛び出してしまった。
「おいっ!!! はるな! お前が行っても意味がな……い?」
「はるなちゃん!?」
「……………え」
・・・・・
「火焰风!」
はるなの身体を火で真っ赤に染まった風が纏う。
見るからに熱くて焼けてしまいそうな色をしている。
え? あいつ金属性だろ? え? ゑ?
「释放打开!!!!」
はるなが何かを大声で叫ぶと周りを渦巻く風がトウカに向かって放たれる。
「冰雷! 乌云!!!!!」
ビリビリッじゃなくて……なんかバリバリってした雷だぜ。今にも雷が落ちてきそうな雨雲……なんでそんなに属性が使えるんだ? はるな。
「结尾!!」
雨雲から降ってくる雷と雨。その雨の一部は氷になって鋭くトウカを貫く。
トウカは貫かれた場所がすぐに回復するけど、すぐに攻撃の準備ができるわけではないみたいで、動きを止めている。
「はるな!!!」
はるなの攻撃が終わった頃にはその場に倒れてしまっていた。とりあえずこの場から離れないと………。
「そこにいる5人の能力者。1度少し後ろに引き下がって!!」
地球防衛能力隊からの応援か?
いや………。地球防衛能力隊には所属していない人たちだ。だが、わざわざこんなところに来たということは……何らかの組織に入っているのか?