コメディ・ライト小説(新)
- Re: 強すぎて力の制御ができません!! ( No.4 )
- 日時: 2021/09/02 19:19
- 名前: 花桜咲 (ID: 7VvLld12)
ー第1章ー
ーー カクシゴト ーー
あの日空に上がった花火はとても綺麗だった。
異能力、能力を持っている人が普通にいて、当たり前のように今まで通りに、生きている。
私も能力を宿している1人。能力を持っている人がいて普通に生活している。クラスメートにも何人かいるし、当たり前になっていた。もちろん能力を持っている人が避けられているとか、逆にとくべつあつかいされているとかではないのだ。
でも、私は自分が能力を持っているということをまだ誰にも言っていない。言えないのだ。
「はるなー、おはよ~」
能力を持っている人は体のどこかに模様みたいなのがあってその模様が属性を表しているらしいんだけど、私にはその模様がない。模様がないと言ったら間違いだけど………。
手の脈を図るところあたりに星のような(✡)マークがあるのだ。
「ねぇー、聞こえてる?」
普通なら○に属性の模様がかかれている。
私にはそれがないから能力者だとは言い切れないのだ。周りの能力を宿した人に何度か聞いているけど、私のようになっている人はいない。このまま相談すれば、変人扱いされるか馬鹿にされるだけだろう………。
バンッッッ!!!!
私の近くから大きな音がした。
ハッ……また私は深く考え込んでいたみたいだ。
「うたの!!!
声かけてるんだけど!!」
どうやら音がしたのは今喋った子が机を叩いた音のようだ。
あっ………。
私の目の前に立っていたのは結優だった。
「どうしたの? というか下の名前で呼ばないで。
なんで怒ってるの……?」
「あのねぇ……さっきから、おはよって
言ってたんだよ? 気づかなかった?」
「あはは…………ごめんね〜
考え事してて……………」
「私はいいんだけど、他の人には気をつけてね」
私のことを心配していたようで………。
そーいえばここ、がっこうだったねぇ……。
気をつけないと………。