コメディ・ライト小説(新)

Re: 強すぎて力の制御ができません!! ( No.7 )
日時: 2021/09/06 20:59
名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)

ーーチカラシゴトーー

 私はか弱い少女を演じてるんだ。


「誰か力仕事系をやってくれる女子いませんか?」

学園祭まで3日となった今日。やっと何をやるかが決まったのだ。結構よくあるけど、カフェ。女子と男子が対立していて女子はクレープなどのおしゃれな店をやりたいという。男子は焼きそばやたこ焼きなどの夏祭りなどの屋台にあるみせをやりたいと。
だからどちらも合体して和洋カフェということになった。
機材を運ぶ男子人数が、残りの日にちにしては足りなかったから誰か女子がやってくれないかとい話になっている。
 力仕事なら私が得意なんだよね。紋章これのおかげでもっと強くなってるみたいだし。

「はーい。私がやりますよー!」

 私の立場を見誤っていた。今の私の立場は運動ができる強い女じゃなくて、ふわふわ~とした優しくてか弱い少女なんだ。

「う〜ん、ゴメンだけど遥菜さんにはちょっと
 無理だと思うな……。
 手を上げてくれたのにごめんね……」

ガーーーーン
か弱い少女という立場に立たなければよかったァ…
でもその立場に立っていないと、体育の授業を簡単に休むことができないから……。
 か弱い少女という立場に加えて担任の教師の信頼を得ている。そのおかげで、私がか弱い少女として体育の授業など、激しい運動をするときを自動的に休ませてもらっている。
いつ、紋章これで人間にありえない力を出してしまうかがわからないから。仕方がないことだとは思う。はぁ……