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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 強すぎて力の制御ができません!! ( No.9 )
- 日時: 2021/09/11 19:23
- 名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)
ーーガクエンサイⅡーー
ある日、世界が変わった。
うはー。店番終わったー。やっと。
「よーし、行くよーーー!!!」
結優と柚凪に連れられて自分のクラスを出た。
なんの店があるんだろ……?
「ハッハッハー。この時の為に情報収集して
おいたのよ!!」
そう言って結優がバッッと開けた紙には、
店の地図!?
これを見たらなんの店があるかわかる!
「えええっ!!
これどうしたの?
当日までわからないはずなのに……」
この学園の学園祭では絶対に当日までなんの店かわからないようになっているのだ。
もしバラしたら罰があるとかないとか。
「フッフッフー。色々あってねー」
他愛の無い話を並べる私達。
………っ……!!
痛いっ………
私の手首の紋章がある部分が内側から血管が引っ張られるかのように痛む。
……っ…!
「遥菜!! どうしたの?」
突然歩くのをやめた私に驚いたよう。
そして。
「キャァァァァァァァァァァァァ!!!!」
私達の進行方向から人が雪崩れてきた。
まるでなにかに襲われたかのように……。
「え、何があったんだろ?」
私は思わず声を出した。
人が多くて周りの様子が見えない。
「は、………はるなぁ!!
にげて!!
こっちに!!!」
柚凪の声が遠くからする。さっきまで隣りにいたのに。小柄な柚凪は人の波に飲まれていつの間にか遠くまで行っていた。
結優は人の波や柚凪と逆方向の悲鳴が上がった方へと進んでいく。
痛っ!!!!!
さっきより痛みがましてくる。
結優を止めないといけないし………。
行くしかないよ。
何があるかわかんないけど。
結優、いつもは自分と友達が一番安心できる方法を選ぶのになんでそっちに行っちゃったの?
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