コメディ・ライト小説(新)
- Re: 天使(あまつか)さんは最強です☆ ( No.3 )
- 日時: 2021/10/23 15:22
- 名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ ◆GHap51.yps (ID: 0bK5qw/.)
episode1-2
そして次の日……―――
あの後結局飲まされたので、二日酔いで頭が痛く二度寝して……今何時!?
「おはよう」
「あっ、天使sえぇ!?」
俺が驚いた理由は簡単だ。
天使さんが「私はangel」と書かれたTシャツを着ていたからである。
「……天使さん、そ、その服……」
「ふっふっふ~、見る目の無さそうなアンタでも気付いた?」
いや待って今のはシンプルに悪口。
「そう! この服はシルクでできてるのよ!」
「無駄にいい素材!」
「無駄にって何よ無駄にって!」
いや、まぁ別にいいけどさぁ……、私はangelってさぁ……どうなん……。
てか白いTシャツ着てる時にコーヒーって大丈夫ですか?
「起きたなら早く準備しなさいよ」
「え、朝ごはんは……?」
「は? そんなもん食べたら腹殴られたとき全部出るよ」
今物騒なこと言った。
腹殴られたとき全部出るって何……? そんな強い敵がいる場所行くの……?
「……あぁ、まだ言ってなかったわ。今日行く場所」
「え?」
コトンと音を立ててコーヒーを机に置き、今までで一番真面目な顔でそう言われる。
「通称幽霊城。アタシレベルにならないと倒せないモンスターがごろごろいるところよ」
「……え」
待って、幽霊城ってさ、全部ストーリークリアした後でも相当レベル上げしないとクリアできないっていう裏ボスがいるやつですよね……?
え、そんなとこ行くの?
「アンタには1ダメージでもいいからそこのモンスターに攻撃入れてもらう」
「マジで……?」
「うん本気。そうすればギュイン⤴ってレベル上がるから」
あ、確かに……。
いやでも待って、それ俺も一回攻撃喰らったら死ぬんじゃ……。
少なくとも体力50の新人ほやほやの勇者を放り込む場所じゃない。
「ギュイン⤴ですか……」
「うん。……あ、アタシ着替えるから目瞑ってな」
「えぇっ!?」
急いで目をつむる。
「ほい」
「早……」
早いな着換え……天使さん……。
「ほら、アンタもさっさと着替えな」
「ひゃい」
天使さんって、相当強いんだなと実感しました。