コメディ・ライト小説(新)

厨二病の足立さん 第二話 封印されし者 ( No.5 )
日時: 2021/11/14 09:16
名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)

 「妾の邪魔をするか……子猫でも許さぬ」

ってことで始まったばっかだが緊急事態だ。

いつも后が座っているベンチをネコが独占しているらしい。

「ニャーニャー」

「何だ? 命を乞うとるのか? 」

本気の后と、朗らかな猫。

だが、后の本気は俺の本気とは違う。

「早く退けぬか! 」

「ニャー」

何故だろうか。

后はたしかに本気だ。

だが、猫も本気を出しているように見える。

「どけぬなら 殺してしまおう 子猫をも」

何故か、一句。

俺は、この一人と、一匹を止めに、走った。

「もうよい。やってしまおう」

「ニャアアアアアー」

と、后は、右手に巻いた、包帯を取り、上に構えた。

「『い出よ! 封印されし龍。爆ぜろ、子猫! アルティメット・ディス・ワールド』」

と、后は、右手を猫に向け、思いっきり念じた。

「ちょっと待ったー」

やっと着いた。家からフルで走ってきた。

俺は、后に『GPS』をつけておき、観察していた。

しかも超高性能のものだ。

「ニャーーーー(ニャルティメット・ディス・ワールド! )」

と、両方、念じたが、もちろん何かが起きるという事はなかった。

ただ一つ、放たれたというのは、猫による『癒やしだ』。

俺は、猫に見とれ、その場に倒れてしまった。

「おい、瑞希。妾の前で何をやっておる」

「ヘ? 」

「ニャニャニャー(何やってるニャー)」

俺は、猫にも聞かれた様な感じがした。

「そこ、やばいよ」

と后がいった瞬間、俺がいたところは爆発した。

「ニャニャー(ワオ。大爆発♡)」

さて、ここで一句。

『何故だろう 俺だけ爆発 ボロボロだ』

俺は、何故爆発したんだろうと思いながらも、帰っていった。

爆発したところには、何か爆発したような者が残っていたのだった

第二話 END

次回 第三話 究極のこの世界