コメディ・ライト小説(新)

Re: 不運の最弱勇者 ( No.5 )
日時: 2023/02/05 12:07
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

俺たちはジャイアントマイマイ討伐でレベル10以上になった。リンは攻撃手段がないから上がらないと思ったが、どうやらレベルはパーティメンバー全員が等しく上がっていくというものらしい。そのおかげで、ロイは攻撃力と防御力が上がり、フィオ、リンは魔力が、俺は全てが平均的に上がった。能力の向上の仕方は職業によって異なるらしい。ちなみに幸運値は才能に近いのであまり上がらないらしい‥‥
まぁそれは別として‥‥
今日はもっとレベルを上げるためにダンジョンに潜ろうと話し合っていた。そしてそのダンジョンに着いた。半日かけてな。そのせいでもう夕方だ。このまま野宿して明日の早朝に潜ろうと話した。
「なぁ、このダンジョンにはどんなモンスターがいるんだ?」
「あぁ、それならギルドにもう聞いたよ。ここはデカめのネズミとかアンデットがいる他と変わらないようなモンスターがいるダンジョンらしいぞ。たまにポケットサイズのものがいるらしいが。」
仕事早えな。さすが俺たちのリーダーだ。
「サンキュー。よくわかったよ。」
「ねぇねぇ。せっかくメンバーだけなんだし普段しないような話しをしようよ。」
「例えば?」
「お互いが会う前の話とか。ねぇリン。あんた私たちと会ったときヒロといたけどさ、どんなふうに会ったの?」
「ヒロとはこの町に来るときの馬車で会ったんだよ。たまたまどっちも冒険者志望だったから一緒にいたんだよ。」
俺初対面であんなこと言ったけど特に何も反応は無しか。深く考えなくてもよかったのか。なんか吹っ切れた。
「そう言うフィオはどうなの?」
「あぁ、ロイとは同郷でね。それで‥‥」
「ヒロ。俺たちは俺たちで明日の作戦でも考えるか。」
「そうだな。」
話し合いの結果、ロイが先導して灯りを持ち、ケガしたらすぐ治せるよう、次にリンが。その後ろにフィオ、俺と続く。前衛やれる2人で後衛組を守ることにした。
次にモンスターだ。デカいネズミは体当たりしてくるだけだ。ロイの剣で対処できる。
次にポケットサイズのネズミだ。そいつは電気魔法を使うらしい。
ポケットの電気ネズミ?なんだこの赤いボールを投げてゲットしたい衝動は。
「そのネズミってピカピカ鳴くか?」
「は?そんな訳ねぇだろ。」
そうか。気のせいか。
‥‥それはさておき、電気魔法に有効なのは水魔法らしい。魔法で出来る水は純粋だから電気が流れないようだ。フィオは使えるらしいが俺も取っとくか。今までに貯めたポイントでウォーターシールドとウォーターボールもとい魔法剣の影響を受けたウォーターカッターを手に入れた。
次にアンデットだ。この世界のアンデットは全体的に炎魔法を苦手とするらしい。この世界に神聖魔法と言う概念はないみたいだ。俺とフィオの魔法で対処することにした。ロイは完全に後衛の護衛役だ。そんなこんなで夜はふけていった。