コメディ・ライト小説(新)
- Re: 不運の最弱勇者 ( No.6 )
- 日時: 2023/02/05 12:10
- 名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)
‥‥‥。
「おい!お前ら起きろ!揃いも揃ってグースカ寝やがって!」
「ママぁ後五分‥‥」
「‥‥。」
「もう食べられないよぅ。」
「ロイ!他の2人ならともかくお前に言われてもキモいだけだぞ!リン、せめて反応しろ!フィオ、お前は起きてるだろ!」
「はは、バレた?」
「こんだけ騒いでも起きる気配がねぇ。手伝ってくれよ。」
「任されたわ!」
俺たちはダンジョン攻略前に高難易度のクエストを攻略する羽目になった。
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あの後10分かけてやっと起こした。まぁ、それは置いておき。
今ダンジョンにいる。そこそこの戦闘をこなしてきた俺たちにとってこのダンジョンは単なるレベル上げにしかならない。入って一時間ほどで既に数々のモンスターを屠ってきた。俺たちのレベルは20まで上がった。ここのモンスターは経験値がよく詰まっているみたいだ。
と、俺たちの前に小さなネズミの群れが現れた。
うお、これが電気ネズミか。ちょっとモザイク処理してくれよ。見た目まんまじゃん。10万出るかな?さすがにないよね。
わ!チューって言いながら電気出してきた。慌ててウォーターシールドを発動させた。
しばらくその鳴き声の前にピカを入れながら遊んでたら早く攻撃しろと言われた。
‥‥もう少し遊んでいたいがしょうがない。
「じゃあやるか!」
「そうね!」
「ウォーターボール!」
「ウォーターカッター!」
瞬間的に目の前から電気ネズミが消えた。
「なぁ、お前なにしてたんだ?ピカピカ言って。ちょっとキモかったぞ?」
「あぁ、アレが題材になったお話があったんだよ。詳しく言うといろいろ引っかかりそうだからこれ以上は追求するなよ?」
「そのお話とやらが気になるんだけど‥‥それに引っかかるって?‥‥まぁ、しょうがないか。」
「また気が向いたら教えてね。」
‥‥そんなに気になるのか。いつか引っかからない程度に教えるか。結局ゲットは出来なかったな。モンスター使いっているのか?
「なぁ、モンスターって使役出来るか?あの電気ネズミ、飼ってみたいんだけど。」
「いるにはいるけど‥‥今それをやると警察に余計と疑われるわよ?」
「そうだったな。いつか疑いが晴れたら捕まえに来るか。」
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そんなこんなで最奥に突入する頃にはレベル28にまでなった。
「結構、深かったな。」
「疲れたけど、おかげでかなりレベルが上がったんじゃない?」
「来た甲斐があったな。」
「じゃあギルドに戻るよ。『テレポート』!」
俺たちはかなりの戦果を得てダンジョンを去った。
その先にある隠し部屋から次に入った冒険者たちが財宝を手に入れたのは別の話だ。
‥‥はぁ。ツイてねぇなぁ。