コメディ・ライト小説(新)

Re: 不運の最弱勇者 ( No.7 )
日時: 2023/02/05 12:15
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

俺たちは馬車に乗っている。なぜかって?あの初心者の町サクシートは代替わりのため、レベル25を超えると他の町に移されるのだそう。俺たちのレベルはもう超えたから、追い出されるように俺が初めにいた町エレメントに行くことにした。ん?エレメント?たしかそれって英語で初級者だったような‥‥
「なぁ、俺たちがこれから行く町はどんなとこなんだ?」
「それも知らないのか?‥‥お前、たまにおかしな事言うよな。」
「これからいくようやく冒険者らしくなれた人が実践を積むための町、エレメントよ!」
とリンが言った。
「リン、なんかあなたすごくワクワクしてない?どうしたの?」
「当たり前じゃない。あの町は私の故郷なんだから。冒険者なんかできないってバカにした両親と友達を見返してやるのよ!」
そう言うことか。だからあの時、同じ馬車だったのか。
‥‥じゃない!!あぶねぇ、忘れるところだった。あの町、上級者の町じゃなかったのか。あの時教えてくれた冒険者が見栄張ってただけかよ。
「上級者ってなんレベぐらいなんだ?」
「それ知らずによくやってこれたな。お前、アホか?‥‥はぁ、上級者はレベル100はないと名乗れんな。これからは今までみたいにレベルは上がらんぞ。」
遠いな!おいあいつらまだ居たら覚えておけよ。あいつらレベル25のくせして何が上級者だよ。四分の一じゃねぇか。
「なぁ、ライデルにケンカ売るにはどれくらいいると思う?」
「ライデルは幹部の中でも最弱らしいが、レベル60はいるだろうな。」
うわっ結構あるな。もっと頑張ろう。
「じゃあエレメントでも、頑張ろうね!」
「おお!!」
フィオの呼びかけに応えて、4人が答えた。
そう、4人だ。警官のレインさんも一緒にだ。
「あの、レインさん?どうしたんです?」
「あぁ、すいません。あなたたちを見てて、ヒロさんはこの国のために頑張っているのだと思いまして。まぁそれは私の主観なので上層部にはしっかり証拠を出さないとですけど。私もこれから微力ながら力になれればと思います。」
レインさんが仲間か。
「どうする?」
「「「いいよ!」」」
「決まり!じゃあよろしくな。」
「ええ、喜んで!」
新たな仲間と共に俺たちの冒険の歯車が今、加速する!!