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コメディ・ライト小説(新)
- Re: 不運の最弱勇者 ( No.23 )
- 日時: 2023/04/10 09:05
- 名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)
「おいおい、国お抱えの騎士様たちがこんなところで何をしているんですかぁ?俺なしで仲良くやってるんじゃないんですか?せっかくいい条件だったのにどうしたんですか?」
「なんだお前、拗ねてるのか?あんなの速攻で断ったに決まってる。国お抱えの騎士様って言うと聞こえがいいが四六時中訓練させられるんだぞ。」
「まるで一度やったみたいな口振りだなぁ。」
「そ、そんなことないわよ。」
「ち、ちげぇよ。」
「そんなわけないじゃない。」
フィオとロイの反応が怪しい。リンのあの目は2人のような動揺ではなく怒りに染まっている。本気で心配してくれたみたいだ。後でリンには謝るか。
「お前ら欲に目が眩んでただろ。仲間の名前がいないって気づかないくらいにな。」
「「ごめん!」」
「私は欲って言うより今後の旅に期待してただけなんだけど。資金的に安定するし。でも誰かが欠けるのは流石に嫌よ。」
「リン、お前はやっぱ気づいていたか。勝手に出て行って悪かったな。後2人は薄情だが。」
「そうね。この2人はバカよバカ。」
「「本っっ当にごめんなさい!」」
「‥‥次はないぞ。」
「「ありがとう!」」
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俺は1人での生活について話した。
「へえ、オリジナル魔法ねぇ。中には使える人がいるらしいけどまさかヒロがそうなんて。」
「グリフォンか。すげえな。」
「1人でやったの?危ないでしょ?」
「あぁ、ケガはしたけど魔法で治したしなぁ。大丈夫だった。」
「本当になんでもできるのね。普通は冒険者からレベルアップしてジョブチェンジするのに。珍しいわね。」
「そうかもな。」
一応、俺は仲間との旅を再開した。
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